戦端開く
アメリカ海軍の掃海艇とミサイル駆逐艦カーティスウィルバーなど数隻が第7艦隊と合流すべく沖縄海軍基地を出航したのは夕方だった 台湾東海上150キロに達した時、突如 戦端は開いた
封鎖海域に展開していた 中国のミサイル艦隊が艦対艦ミサイルを数十発放ったのです
警告なしに いきなりアメリカ艦船に攻撃を仕掛けてくると予想していなかった
アメリカ駆逐艦はあわてまくった
態勢を立て直し これに応戦した 持てるトマホークや 射程100キロのSMミサイルをロックした敵艦船に向け 一斉に発射、
それに対しての 中国側の攻撃もすさまじく
轟音が耳をつんざき 白煙に包まれて艦が見えないほど 連続発射だった
米側は 早期警戒や哨戒機ばかり飛ばしていて援護する空軍機は間に合わなかった
たちまち 双方のミサイル合戦になったがどちらも撃沈撃破という引き分けのような緒戦になった 東北震災の時に支援してくれた カーティスは 大破し航行不能・・死傷者多数を現出した
通告も何もない 奇襲にも等しい攻撃を受け先遣隊は大損害・・米軍司令官は 怒り心頭に達し直ちに大統領に 第7艦隊全軍の攻撃許可を出してもらうことを連絡大統領もそれを許可した
大統領は 中国に対して 卑劣な先制攻撃に断固反撃することを表明した
アメリカの誇る原子力空母ジョージワシントンは 最高の警戒レベルに引き上げられていた
速度27ノット 10隻近いイージス巡洋艦 駆逐艦 その上日本の護衛艦に守られていた
搭載機の戦闘攻撃機はほとんど 救援に向かうため 飛び立っていた
こうなると 敵の潜水艦の動きが気になる
各イージス艦の哨戒ヘリがその探知に向けせわしなく飛び回る
その時星空の合間に 流れ星のように、数十本の矢が自分たちに向けて降り注いでくるのだ
10万トンの空母のコンバット室のイージスシステムディスプレイに 次々と目標が出現しマーキングされていく
最終的にそれは107個に達して 重なるように輝度が増す
中国本土から放たれた 地対艦弾道ミサイルだったのです 3000キロ彼方といっても到達まで時間は僅か・・
中国が開発したマッハ10の猛速のミサイルだからです
艦長のロバート スミスは冷静だった 6000人の乗組員を擁する 空母の応戦能力はダテではないです
1人も死なせてたまるか!という気迫がみなぎっていた
大統領や国防長官は戦闘の推移を冷静に分析していた
【そうか 先発隊がやられたか・・この戦いは容易ではないかもな・奴らは俺たちが出てくるのを待っていたのだ】・・・・・・・
敵のミサイル艦隊が予想を凌駕した数であるとの報告を受け 飽和攻撃をうけたらヤバイ・・
【油断するな 全力で立ち向かえ!ミサイル発射基地を叩け!】 大統領は 指示した
B1 爆撃機出動 護衛のステルス戦闘機も出撃・・中国本土のミサイル発射基地を叩くためだ




