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ステーキディナー

父親のお誕生日をホテルでお祝いしました

今日は家に帰ってから実家にもどっていました。

父親の誕生日をお祝いしたのです。

電車で少し遠出して高級ホテルのステーキディナーをご馳走しました。

今日は寒かったので母親が手が寒いといっていました。

どれどれといって手を握ってあげると、暖かくて手のシビレがとれると

いってよろこんだのでずっと握ってあたためてあげると喜んでいた。

つまらない事で親はよろこぶものだ。とくに母親は雨の時、タオルを

もってきてやったり、ちょっと心配して声をかけてあげると、

すごく喜ぶ。うちの子供は優しくて自慢の子だといってよろこんでいる。

別に何もしてないんだけど。

そんなこんなでホテルについた。人が居ない場所だと慶ちゃんたちは

俺の背中にはいりっぱなしだけど、人がさわがしくなると、わちゃわちゃ

言いながら背中から出てきます。

両親と俺について慶ちゃん、忍ちゃん、剣ちゃんがお店のなかについてくる。

そこの机の上に巨大な鉄板が敷き詰めてあったので、慶ちゃんは

驚いてとびのきました。

慶ちゃんは草花の精霊なので、鉄が怖いらしいです。

「ぴゃー!」と叫んで後ろにとびのきました。

剣ちゃんは火の精霊なので興味津々です。

忍ちゃんはいつもどうりぼーっとしています。

まず、前座としてコンニャクと長いもを焼きました。

コンニャクは鉄板の上でプチプチ音をたてて震えるように踊るので、

それを見て慶ちゃんが「うお~」と言って感動していました。

「あついの?コンニャクさんあついの?」と何ども呼びかけていましたが

コンニャクがしゃべるわけもありません。

次に長いもがきりきざまれる。

「ぎゃー!きられたー」と叫んで慶ちゃんが倒れる。いちいちうるさい奴だな。

次に、肉が焼かれる。肉を焼きながらスパイスをかけるんですが、

塩とスパイスをかけながら、コックさんが軽やかにリズムをとって

打楽器のようにシーズニング缶とスパイスの木の入れ物を鉄板にあてたり

回転させたりして音楽をかなでるように振り掛ける。

それをみて慶ちゃんと剣ちゃんは興奮しておどっていました。

「ちゃっちゃ、らちゃった、らっちゃらっちゃった、ちゃっちゃらちゃっちゃ、

らっちゃらっちゃった、ちゃっちゃらちゃっちゃ、らっちゃらっちゃっちゃ、

ちゃちゃちゃ!らっちゃら!」と叫びながらツイストダンスを踊ります。

そうしているうちにコックさんが肉の上から揮発性の高いお酒をかけ、そこに

マッチで火をつける。ぼわっと赤い炎がもえあがる。

「ひょー!」剣ちゃんが興奮して叫びました。

すごい喜んでいるようです。

コレ以降、慶ちゃんと剣ちゃんはコックさんにものすごくこだわりを

持つようになったみたいです。

食事がおわって、父親の誕生日だとしると、店の人が記念撮影をしてくれました。

父親も母親もご機嫌で、お金を出費しても両親を喜ばせることができて

よかったなあと思いました。

両親の幸せの気持が精霊たちにも伝わったのか、精霊たちもよろこんで、

舞い踊っていました。唯一、忍ちゃんは仏頂面で歩いていましたが、たいくつそうに、「ふわ~っ」とあくびをしました。

「つまらない思いをさせてごめんね」俺があやまると、そっけない表情で

忍ちゃんは俺の顔をみた。「あら、なかなかよかったわよ」

すんなりと忍ちゃんは言った。こいつ、ツンデレかっ!

精霊のみんなもノリノリで楽しそう。

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