5, Star-crossed ーまたは混沌と攻防についてー
かつて人々の運命は、空に浮かぶ星々によって定められていると考えられていた。
だが、出会いによって初めて見つけた願いがあるのなら。嘘をつきたくないものに出会ってしまったのならば。人はときに、自らを縛る星にさえ背を向けるのかもしれない。
中華と西洋の折衷したような独特の荘厳な空気の部屋の中、その雰囲気を高めるように美しい旋律が響き渡る。
ベルベットの絨毯の真ん中には、十五、六くらいの色素の薄い小柄な少年が一人、ヴァイオリンを弾いていた。
傍らのテーブルでお茶を入れているのはもう一、二歳年下に見えるあどけなさの残る黒髪の少年。彼のヴァイオリンに耳を澄ませながらこちらも優雅にお茶を淹れている。
演奏が終わると黒髪の少年は立ち上がってご機嫌で拍手を送った。
「やはりお上手ですね、魈さん」
「ありがとう蒼玥」
二人の美少年の間に映画や絵画さながら、優雅な午後の雰囲気が流れる。
と、突然、外の廊下を慌ただしく何かが走って近づいてくる音。
きょとんと首を傾げた蒼玥とは裏腹に、魈の顔にはありありと「嫌な予感」と書いてある。
「いない!!!!!!」
鳴り響いた大声に二人は耳をつんざかれる。魈の腕の中のヴァイオリンの弦が音圧でビリビリと揺れた。
扉を勢いよく開け放って現れた青年はその強者然とした風貌からかけ離れて、ひどく狼狽しているようだった。毛皮のコートが形のいい筋肉質な肩からずり落ちそうになっているのにも気づかない。
あわあわと魈に向かって何か言いたそうにしながらも言葉が出なくてさらに焦りを募らせている。
「太昊くん!落ち着いて!」
魈は耳を塞いだまま叫ぶが虚しくもその言葉は太昊には届いていないようである。もっとも、聞こえてはいるのだろうが。
「睿がいない!」
そんなことか。まったくもう心配性なんだから。魈は眉をしかめる。
「いつものことでしょう」
今度は一人呟いただけなのに太昊は耳ざとくそれを拾うと神経質そうに即反論した。
「それが港に行ってるみたいなんだよ」
「じゃあダニエルに回収させて」
呆れて取り合わない魈の言葉に太昊はプルプルと震え出す。怒っているのではない。彼は不安なのだ。それが最高のリスクヘッジになることも、最悪の足手まといになることも長い付き合いの魈はよく知っている。
「でもさっき出ていったばっかりだぞ?入れ違いに」
「ならないから!」
さすがに我慢ならず魈が語気を荒げると、割って入るように蒼玥が笑顔で二人に近づいてきた。
「ダニエルさんの車に無線入れておきました。問題ないそうですよ」
「あ、ありがとう蒼玥」
毒気を抜かれた魈のお礼の言葉に蒼玥は感じよくにっこりと笑って返す。
「いえ、お役に立てて光栄です」
打って変わった様子で蒼玥の頭を撫でている太昊を尻目に、これなら大丈夫だろうと魈がほっと息をついたのも束の間のこと。
嬉しそうに頭を撫でられていた蒼玥は改まって口を開いた。
「それから、別で連絡なんですけど。予定してたよりターゲットが増えたみたいだ、と」
太昊ははたと手を止めると、次の瞬間今度は自分の頭を抱え込んだ。
「ああーーーーー!!!!!やっぱり行く!!!!!危ない!!!!!俺たちが行く!!!!!」
「ええ……ボスと最高幹部がこんなところで出ていってどうするのさ……」
僕、あんまり体調良くないから今日の現場には出たくないのに。魈はとうとう力なく項垂れた。
「構成員はどうしますか?」
「みんなはうちにいてくれれば大丈夫だ!俺たちに任せてくれ!」
もう自分も現場に出ると決めたら気分も落ち着いてきたらしい。やっと頭領らしく威厳のある態度で太昊は蒼玥に指示を出す。
「では、夜ご飯は疲れの取れるものを作っておきますね」
「ありがとうな!」
今更そんな良くできた組織っぽい雰囲気出されても……。
太昊と蒼玥のやり取りを横目に魈はため息をついた。
***
前方にはどう考えても怪しい四人組。
後方には先ほどまで車を狙ってきていた異能力者。
おまけにすぐ隣の車道にはロンに執着する天星盟の少年。
「完全に囲まれたな」
レオナルドは苦い顔でつぶやく。
「投降すっかー」
天を仰いだままエースがボヤけばすぐさまポールがキッとそれを睨む。
「この期に及んで馬鹿なこと言わないでよ」
「冗談だって」
エースは深くため息をつくと、ふいに隣のロンの方に目をやった。
「新入り、あんた飛べる?」
「へ?」
突然のことに間の抜けたロンの返事に、即エースは首を横に振るとレオナルドの方を向いた。
「ダヴィンチ、新入りと性悪情報屋をよろしく」
言い終わらないうちに続いてジョシュの方を向く。
「運転手、お前は自分の車拾って逃げろ。頑張れ」
「俺は!?俺は何すればいい!?」
遮るように手を挙げたアレックスを諭すようにエースは「いいか?」とその両肩をわざとらしく掴む。
「アル、お前は目えつぶって三秒数えて思いっきり力使え」
「わ、わかった!」
最後にエースは全壊したバックドアガラスから身を乗り出すと、ゼノのいるであろう方角に向かって大声で叫んだ。
「てめえはもう一生隠れてろ!このクソもやし!自力で隠れられるスペックあるんだから間違っても見つかるんじゃねえぞ!」
次々と指示を出していくエースの真意に気がついて、徐々にレオナルドとポールの顔が引きつっていく。
「お前まさか……」
嘘だろとでもいうようにつぶやくレオナルドにエースは静かに頷いた。
「そのまさかに決まってんだろ。わかったら全員表出ろ」
***
こちらが動いたら動かれると思ってるのか、あるいは単にマイペースなのか。
車から出たはいいものの、俯いて手をいじるなり犬にちょっかいをかけるなり、突っ立っている三人にダニエルは考えあぐねていた。
「今、クソもやしっつったよな」
不意にターゲットの車から聞こえた声にソニックが怪訝そうに眉を上げる。
「言っていたね」
彼以上に耳のいいレインは大きく頷くと少々耳障りだとでもいうように顔をしかめて見せた。
「……あれ?なんか出て来たよ」
ダニエルと同じく車の中の会話が聞こえなかったジュリアンは居心地悪そうにしていたが、いち早くターゲットが動いたのを見つけるとあっと声を上げ指さしてみせた。
彼の言葉通り、ターゲットの車から全員が出てくる。
次の瞬間、すさまじい爆風が四人を襲う。
思わず目を閉じて体を庇うようにかがめるが、これでは恐らくターゲットの思うつぼだろう。だがこれだけの爆風なら相手方も相当なリスクを負っているに違いない。何か穴があるはずだ。
「あ、おい!」
必死に頭を回すダニエルの耳にふいに焦ったようなソニックの声が届く。
無理やりに目を開けてみれば、爆風に怯えたソニックの犬がどこか遠くへ走り去っていくところだった。
追いかけようとするソニックの腕を反射で捕まえようとする。が、彼の異能力をもってしてそれが叶わなかったのはこの爆風やソニックの素早さのためではない。
犬の走り去っていく方向の更にその奥、爆風を利用して遠距離を移動していくターゲットの姿を視界にとらえた。中には龍の姿もある。
「何事だい?」
一人うまく事態を掴めていないレインが声を上げる。
「……やられたな」
ダニエルの答えはほぼ、つぶやきに近かった。
「なんだって!?」
繊細な聴覚が爆風でお釈迦になってしまったらしい。苛立ったような声にため息をつくとダニエルは再び頭を回し始めた。
ターゲットの逃げていった方向は運が良ければソニックがなんとかするだろう。後から応戦に行けば何とかなるはずだ。
レインの様子を見るに彼とジュリアンが起動するにはもう少し時間が必要だろう。
となると一番手っ取り早いのは。
砂埃の落ち着いた前方にはターゲットの一人の男がたたずんでいる。立場と被害状況を見るに爆風を起こしたのは彼で間違いないだろう。その少し離れたところには車から落っことされた上に爆風で飛ばされた睿が倒れている。
「すみません、ジュリアン。レインを頼みます。何かあったら無線の方に」
返事を聞くより早くダニエルは足を踏み出す。
そのままなんとか足を進めていくのに比例して徐々に視界が開けていく。
彼らの近くにたどり着くと、佇む男は天星盟の構成員たちと大差のない年頃の青年何がわかった。その足元で這いつくばってはいるものの睿は案外元気そうだ。
「僕、てぶくろ屋さんに用ないんだけど」
げほげほとむせ返りながらも睿はきっと青年の方を睨んで咳の隙間を縫うように声を荒げる。
「俺はお前に用があるんだけど」
やや勢いにひるみながらも負けじと言い返す青年に睿は心底嫌そうな顔をしている。この顔はなかなか面倒なやつだ。ダニエルは敵の立場ながらやや青年に同情する。
「だから邪魔なんだってば」
もぞもぞと睿が動こうとする。彼の異能の厄介さを知っているのか、青年はその動きに焦ったようにもう一度異能を発動した。彼の右目に十二時の文字盤が浮かび上がる。
先ほどよりはいくらか小さな爆発に睿の体がまたふわりと飛ぶ。
気が付けば体が動いていた。次の瞬間、自分の胸部に衝撃を感じる。いつの間にか睿を受け止めていた。まったく、便利な異能だなとダニエルは自分に自分で皮肉をこぼす。
一瞬きょとんと首を傾げた睿は、見上げた先のダニエルに気が付くと嬉しそうにくしゃりと笑った。
「来てくれたんだ!」
能天気な言葉に、ダニエルは重たい溜息を一つついた。
「なんであなたここにいるんですか」
その言葉に一瞬で睿はまた牙を向く。
「こっちのセリフでしょ!なんでお前たちが龍に会いに行くんだよ!」
「違います。BUGGEの依頼で来たんです」
「一緒じゃん!」
ちげえっつってんだろ。
と、ターゲットの青年が声を上げた。
「う、動くな!」
「わっ!うるさーい!」
睿は子供がいやいやするように耳をふさいでじたばたと暴れる。なんだ。肩でも貸してやろうかと思ったけれど、これだけ元気そうなら不要だろう。
ダニエルは青年から視線をそらさないまま、睿を路肩側に押し出す。
「万が一飛ばされないようにどっか捕まっててください」
返事はない。が、勢いよく睿は路肩に向かってかけていく。まったく、わかったんだかわかってないんだか。
一人なら毒づいていたいところだが、あいにく今は仕事中で、あろうことか一刻を争う事態だ。
ダニエルは、軽く息をつくと異能を発動した。
左目。文字盤は六時。
アレックスが動こうとするそのコンマ数秒前の予備動作に手を下す。
「悪いですけど、速さならこちらの勝ちですよ」
***
「敵の車を爆発させて、それに乗じて四方に散ったみたい。龍が人質に取られてる」
レインを抱き起してやり、服の汚れを払いながらジュリアンは状況を説明していく。レインは白杖にひびが入っていないか確かめながらふむ、と唸った。
「爆発が起きたのはさっきダニエルが睿を探しに行った方向だね。ソニックはどうしたんだい?」
「……わんちゃんがびっくりして逃げちゃってそれで」
襟元を正してやりながら答えるとレインは呆れたように天を仰いだ。拍子にせっかく直そうとしたネクタイがずれてしまう。
「彼は戦場で犬を追いかけまわしているのかい!?」
いくら素っ頓狂で様子のおかしなレインだって仕事に誇りがあるのはジュリアンは知っている。どうしよう怒っちゃった。胃がキュッとなるような感覚にぐったりしながらも必死に言葉を探す。
「と、とりあえず、すぐ終わらせるからターゲットを探しに行こう」
しかし、レインは視線を逸らすと重苦しく溜息をついてみせた。
どうしよう、変なこと言っちゃったかな。
ジュリアンがまた言葉を探していると、それより先にレインが口を開いた。
「いや、厄介なことになったね」
レインはどうやら不機嫌で視線を逸らしていたわけではないらしい。
見えないはずの両目で何かを見据えるように彼は一点に集中している。その指す方向を見ようとジュリアンが首を傾げたそのときだった。
「え?」
気が付けばジュリアンはレインに抱き寄せられて地面に倒れこんでいた。胸に顔を押し当てれているせいで外の様子はわからない。それに何よりなんだか体がものすごく重たい。
「君、もう少し優雅に近づいてこれないのかい?」
「あいにく淑やかなタイプじゃないんだよ」
芝居がかったレインの声に、飄々と返す男の声。レインが英語をしゃべっているってことは、きっと自分たちと同胞ではないのだろう。
必死に耳をそばだてながらジュリアンは異能を発動し、座標を定める。
「まあいいさ。用があるならもう少し近くで話してくれないかい?」
「やだよ。お前ら絶対転送者かなんかじゃん」
バレてる。彼、切れ者だ。男の言う通り、レインの言葉はジュリアンの異能の発動圏内に男をおびき寄せるためのものだ。この体を押さえつけている力も恐らく男の異能力。重力操作系だろうか。瞳を覗けないのが歯がゆい。
「怪しいものじゃあないよ。今日は彼女と観光に来ていてね」
「見え透いた嘘をつくなっつーの」
「今日はせっかくの記念日だったのに」
もう、やめてよぉ……。ジュリアンは泣きたかった。いや半分くらい泣いていたかもしれない。
頑張って真面目にやってるのに急に変な方向に巻き込まないでほしい。男の顔は見えないけれどどんな目で自分たちを見ているのかと思うとなかなか鬱々とした気分になる。
「ん?」
と、ふいに男が何かに気が付いたような声を上げた。
今度は何?と半ばやけくそになりながらジュリアンは身構える。なんだか嫌な予感がした。
「ひゃ!?」
嫌な予感というのは的中するものである。突然腰部を強く引かれるような痛みが走った。
そして、ぶちっと大きな音に続いて下半身を冬の冷たい風が撫でた。
***
港から少し離れた住宅地の路地裏。
一角に身を隠した龍は座り込んで荒い息を整えた。
「……あいつ、やばいよ。まとめて吹っ飛ばすことないだろ……」
「まあ、あれ以外に俺たちの誰かが作戦をあの場で思いつくかって言われたら何も言えないけどな……」
隣でポールとレオナルドはエースのこの乱暴な作戦について難儀している。いきなり降られて普通に対応できているんだからチームワークはだいぶいいと思うがやはりどの組織にも内情というものはあるのだろうか。
そうして龍がまたぼんやりと天星盟について考え始めたそのとき、急に場違いな高い鳴き声があたりに響き渡った。
声のする方を見やれば、毛むくじゃらの雑種犬が一匹こちらに向かってぶんぶんと尻尾を振っている。
「え、犬?」
「野良か?」
「あ、いや……」
この犬がいるということは彼も次期にやってくるのだろう。誰が来ても嫌なものは嫌だけれど、彼は睿とは別のベクトルで厄介だ。
「いた!」
ほどなくしてあたりに快活なこえが響き渡る。犬は声のする方をくるりと向くと覗いた人影に大きくとびかかった。
「だめだろ勝手に飛び出したら!……って龍!」
ああやっぱり。
満面の笑みで手を振ってくるソニックは大きく尾を揺らす飼い犬にそっくりだ。
「お前ひさしぶりじゃねえか」
そう言うと、がははと笑って握手でも求めるように龍の方へ歩み寄ってくる。
龍は知っている。彼に悪意は1ミリもないことを。そしてそれが何より厄介だということも。
親し気に近づいてくるソニックにポールとレオナルドの顔に警戒の色が浮かぶ。
「まさか、あの犬何か異能絡みの」
「ありえるな」
頓珍漢なことを言いながら自分を下がらせようとする大人たちに半ば呆れながら「あのう」と龍は口を開いた。
「あれはただの犬ですけど……飼い主は天星盟の幹部です。逃げましょう」
「了解」
龍の言葉を合図に三人は一目散に逃げだす。
背後から聞こえてくる「えええなんで!?」という絶叫に最後に龍は心の中で詫びを入れた。
***
ひとまずソニックを巻くともう先ほどのように会話を交わす余裕もなくして、レオナルドとポールはめいめい息を整えていた。
一方少し離れたところでしゃがみ込みながら、龍は途方に暮れていた。
悪党が失くした兵器を代わりに回収するお仕事。
あくまで自分から手は汚さない、狡猾な彼らしい手口だ。天星盟の最高幹部から任務受けた時にぼんやり思ったのを覚えている。
最もそれにだって反発があったわけじゃない。そんなものはとうの昔に無駄だって学んだはずだった。いつも通り、睿に邪魔をされないうちに一人でとっとと終わらせて仕事が終わったらのんびり本でも読もうと思っていた。
BUGGEからの依頼の一環で幹部、黒龍がVATへの任されたとき、天星盟の誰も彼が組織を裏切るとは思っていなかっただろう。
それはもちろん龍本人だってそうだったのだ。
あの言葉を聞くまでは。
「龍は……人の役に立ちたいのか?」
人のせいにするなんて最低だなと自分でも思う。だけど、レオナルドのあの言葉さえなかったら、きっと今まで通り天星盟でひどく残酷で穏やかな日々を享受することができていただろう。
昨晩、龍は嘘をついた。
正確には真実を一つ伝えなかった。
天星盟の作戦で偽のBUGGEの取引現場にゼノをおびき寄せるのは龍の役だった。
ちらりとポールを仰ぎ見る。
この人がここまで有能じゃなければせめてもう何日かは計画を遅らせることができたのに。
すぐにまた見当違いに人を責めていることに気がついて頭を垂れた。むしろ彼にも感謝をしないといけないだろう。もしも一人きり、今日の計画を放棄したとバレたら、もうVATの面々と顔を合わせることもなく消されていたかもしれない。
何より彼らは自分を現在進行系でこうして受け入れてくれているのだ。この嘘つきを。
ならば今度の今度こそ僕はこの人たちを見捨てたりなんてしちゃいけない。
覚悟を決めたように、ゆっくりと龍は顔を上げた。
【VAT】
ゼノ・デフロリアン
VATの社員で右目六時、透過の異能力者。
無気力な厭世家だが言われた仕事はきっちりこなす。ボストン大学へ通いながら現場業務を担当する。
レオナルド・デフロリアン
VATの所長で右目三時、身体硬化の異能力者。
面倒見がよくコミュニティ意識の強いオカン気質の好青年。前職はACDの刑事。
エース
VATの社員で右目九時、重力操作の異能力者。
ボストン大学ではゼノの一学年先輩。シニカルで現実主義だが、一度懐に入れた人間には面倒見がいい。
アレックス
VATの社員。エースの同級生。
人懐こく親切で依頼人の対応や地域、異能コミュニティでのボランティアなどを担当する。
ポール
VATの社員。
冷静沈着な常識人。大学生組に手を焼いたり、丸め込んだり。VATのあるブラウンストーンの3階に部屋を借りている。
ロン
右目二時、火炎の異能力者の中国人留学生。天星盟の少年、睿と確執がある模様。
ジョシュ
VATの社員で一般人。普段はアレックスの運転手兼雑用係をしている。
【天星盟】
睿
右目の二時、影の異能持ちの少年。アレックスからもらった手袋を大事にしているが、その正体は天星盟の一員。龍に並々ならぬ執着を見せる。
ダニエル
天星盟の一員で左目の六時、絶対視の異能力者。人並み外れた動体視力とそれに連動した身体能力を持つ。睿のお目付け役のようなポジションに据えられている。表向きは丁寧な姿勢を崩さないが、心のなかではよく周囲に毒づいている。
ソニック
天星盟の一員。風変わりな犬を連れた音楽好きの陽気な青年。
レイン
天星盟の一員。芝居がかった振る舞いが特徴的な盲目の青年。
ジュリアン
天星盟の一員。控えめで臆病そうな仕草を見せがち。レインに付き添い彼の介助をしている。
太昊
天星盟のボスの青年。屈強な見た目に反して、構成員たちを家族のように可愛く思っており、それゆえに極度な心配性。
魈
天星盟、最高幹部を務める青年。太昊と対等に接しているが、その見た目は非常に華奢で少年ぽさが残る。
蒼玥
天星盟の一員の少年。主な仕事は連絡やお茶汲み。非常に優秀で手際が良く幹部たちからも一目置かれている。




