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僻地に追放されたうつけ領主、鑑定スキルで最強の配下たちと共に超大国を創る  作者: 瀬戸夏樹


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第177話 強弓の威力

 ノア達は再び騎兵で隊列を組んで森の中を走っていた。


 木々が立ち並ぶ中を馬に乗って駆けるのはなかなか至難の業だったが、戦闘で緊迫感があったのもあってどうにか目標地点まで辿り着く。


 悪鬼達も辛抱強く追いかけてきた。


 距離が開くたびに弓矢で挑発したこともあって、怒り心頭のままついてきてくれた。


 そのまま狭い森の中の道を抜けて、森の中にしては比較的開けた場所に出る。


 ノアは開けた場所に来た途端、人が蠢く気配を感じた。


 エルザは首尾よく配置を終えたようだ。


 後ろから追って来る悪鬼達は待ち伏せに気付いていない。


 ノア達はそのまま開けた土地も駆け抜ける。


 悪鬼達は開けた土地に入ると散開して追いかけて来る。


 とはいえ元の数が多いのでやはりどうしても渋滞した。


 悪鬼の巨体だと30人で広がるのが限界だった。


(今だ!)


 程よく引き付けたところで、ノアは法螺貝で合図した。


 平地の両側に展開した弓兵部隊が姿を現して、クロスファイアで悪鬼達に射撃を浴びせる。


 悪鬼達は駆け付けた順に矢で射られてバタバタと倒れていった。


 その後、続けてやってきた悪鬼達も次々と討ち取られる。


 前にいる悪鬼達が倒れているのには気付いているが、それでもついつい騎兵の背中を目で追ってしまうので左右の死角で待ち伏せしている弓兵には気付かず射線に入り込んでしまう。


 悪鬼達の中には分厚い装甲で武装している者もいたが、射撃適性の高い弓兵とアークロイ製の取り回しのいい弓矢相手にはあえなく鎧を貫かれて急所を撃ち抜かれてしまう。


 中には一本の矢で悪鬼二体以上貫く強弓の猛者までいるほどだった。


 悪鬼達が何かおかしいと思い始めたのは、腕や肩を負傷して血をダラダラ流した悪鬼が百匹くらいになってからだった。


 血相かいて引き返してくる者が多数いる。そんな悪鬼を横目にしながら開けた土地に出ると死体の山が築かれている。


 やがて後続から現れる悪鬼よりも引き返す悪鬼の方が多くなると完全に兵の流れは逆流した。


 今や悪鬼達の間でも劣勢になっているのは明らかだった。


 時間が経てば経つほど隊列の渋滞は酷くなり、前に進めなくなる。


 一方で戻って来る者は酷い負傷を負って、腕や肩、腹や足、場合によっては目や顔から大量の血を流しながら傷口を押さえつけたまま引き返して来る。


 悪鬼達は恐怖に襲われ、完全にパニックになりながら敗走する。


 ノアは弓騎兵に追撃を命じた。


 逃げ惑う悪鬼達を背後から狙い撃ちして、可能な限り戦果を広げる。


 そうして敵を掃討しながら辺り一帯の悪鬼をすべて殺すか排除するかした後、再び元の攻城兵器が置いてあった場所に戻った。


 そこには撤退した時のそのままの状態で攻城兵器が放置されていた。


 ノア達は解体作業を再開し、燃やせるものは燃やし、それができなければバラバラにして持ち運んだり、埋めたり、河に捨てたりして、二度と使えないよう今度こそ完全に破壊した。


 同時に捕まえた悪鬼を尋問したところ、あらかじめ製造した攻城兵器はノア達が破壊したものですべてだということが分かった。


 四方に走らせた偵察隊の情報からも他に攻城兵器を運搬している部隊は存在しないことがわかり、その他の情報とも整合したところ、どうやら本当らしかった。


 攻城兵器を破壊するという任務は完璧にこなせたということだ。


 同時にいつまでも後衛部隊が来ないことに気付いた敵前衛部隊が引き返して来ているという情報も伝わって来た。


 目的は達したし、弓騎兵達も流石に疲れていたので、ノア達はまた、森を迂回して引き返し、待機していた弓兵達も纏めて河を渡り、砦へと帰還した。


【戦況地図↓

https://syosetu.com/userblogmanage/view/blogkey/3630453/】

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