1/2
プロローグ
平凡で地味な女子高生。
それが私にお似合いの表現だった。
いいと思う。だって目立たなければ悪く言われることもいじわるされることもない。
人並みにおしゃれして、最新の話題を確認して、学力テストで上位1割程度を維持する。
これで、高校生活困ることはない。
むしろ、学生の本分は勉強なので上出来でしょう。
だけど、友達がキラキラした顔で好きな人の話をするのを見ると、やっぱり憧れてしまう。
幸せいっぱいの顔が羨ましく、私も好きな人が欲しいって思ってしまう。
初恋もまだで、好きって気持ちがわからないけど、きっと心臓のドキドキが止まらない刺激的なものなんだろう。
私もきっと運命的な出会いをして、惹かれ合い、一生を共にしたい。
ずっとそんな風に考えていた。
まさか今までの考えや思いが通じなくなるなんて思いもしなかった。




