1話 終わりの時
人間はなんでこうもいろいろなことをするのだろうか。
笑ったり、泣いたり、怒ったりとその感情がいろいろなことを何で引き出すのだろうか。
なんで感情を抑えるということができないのだろうか。
なんでそんなにオープンすることができるのだろうか。
わからない。
何故だ・・・何故だ・・・
人間という生き物は何故なんだ。
そんなことを考えながら道路上によこたわり空を見ている。
腹から血を流しながら。
それはもうすごい量の血を。
私以外にも横たわっている。周りを見てると背中を刺されたもの。胸部を刺されたもの
そして、包丁を振り回しながら発狂しているもの。
何があったのか。なぜ私が巻き込まれたのか。何故・・・
ごく普通に生きていただけなのに。
「ああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーっつ!!」
刃物を持った奴が雄たけびを上げている。
そして、まるで獲物を借るような鋭い目つきで周りを見ている。
そのあと何かを見つけたような感じで女性のほうを見ている。
20代のモデルのようなスラっとして身長が高いかんじで茶髪の女性である。
女性は恐怖で涙を流しながら急いで逃げようとするが、男につかまり背中から刺され倒れる。
あおむけにされそのあと第7、8部分ろっ骨を折る勢いで思いっきり包丁を何度も何度も刺す。
胸部からは血が出て肺にたまった血は逆流を起こし食道へと流れ口元に届き、口元から吐き出す。
吐いた血は空気も一緒に出ているためか泡を吹くような状態で出ている。
男は恨み言でもその女性にあるのか?とおもってしまう。
腹を刺された私とは違う・・・。
あれは、絶対に助からないのがわかる。
肺を刺されたことによって呼吸困難。
出血多量。
絶対に助からない。
「おまえのせいだーーーーーーーーーっ!」
また男は雄たけびを上げる。
もう女性は意識がないようだ。
いや、死んだのだろう。
全く動かなくなってる。目からは涙、口からは大量の血。衣服は真っ赤に染まっている。
そして動かない。
男は女が死んだのがわからないのか腹部をまだめった刺ししている。
狂気。
そして男は立ち上がりまた走り出して包丁を振り回す。
周りに人はいなくなっている。
だが、いると思われる方へ走っていく。
雄たけびを上げながら。
場は騒然として警察、救急車がやってきたがやってきた場所に犯人はいない。
そして来たのが分かったためか私は目をつぶった。
安心。
その言葉が頭の中によぎったのだ。
自分は助かる。
自分は助かるのだ。
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・
何故?
何故私に青いシートをかける・・・
なぜ?
私は意識はあるし周りもみえている。
何故だ?
警察官何故私の話を聞かない。
私は生きているんだぞ。
話を聞け!
「男性1名死亡確認」
私は生きていると訴えた瞬間、その言葉が聞こえた・・・
私は死んだのか・・・
なんで・・・
なんで・・・
いつから・・・いつから・・・
ああ・・・・・・
そんな考えをしていると完全に意識が途絶えた。
いやどうなんだ・・・これは意識が途絶えたといっていいのか・・・




