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対称性を破って現実⇔異世界変革  作者: 社畜を辞めたい
第三章 ケフの大森林
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第38話 モンスターの村を発見

俺はリーンちゃん達と供に、

ゴブリンの集団と戦った。


敵の数が多く、

大規模な村の存在が疑われた為、

俺達はその村の強襲を目論んでいる。




俺は冒険者パーティ白黒の共用馬車に乗っている。


ゴブリンの村を見付ける為に、

リーンちゃんとニースちゃんが、

俺達を襲ったゴブリンの集団の痕跡を追跡している。


そして、俺には全く痕跡が分からないので、

暇にしている。

もちろん、追跡の初期、

新しい足跡を追う事は俺にも出来たが。


この二人が御者をやっている理由が、

分かった気がする。


「フレンダさん、

 もし私をパーティに入れてくれるなら、

 それぞれの主な役割を教えて貰えますか?」


「うん?見てて分からないの?」


いや、装備から想像は付いたし、

実際にそのように戦っていたとは思うが。


「分かりますけど、

 誤解があったら大変な事になるんじゃないかと。」


「いいのよ。それで。

 実戦が最も役割を示しているんだから。

 それに、新人が偉そうな事言わない。」


そういえば、俺は強くたって、

冒険者としては新人だな。

ゴブリンの追跡も出来ないし。


「分かりました。

 何かあったら教えて下さい。」


「任せて。

 私がパーティのリーダーなんだから!」


さっきまで、俺の胸で泣いていたけどね!

まだ、フレンダさんの涙で濡れた胸が冷たいよ?


「なによ?」


おっと、ちょっとニヤついていた気がする。


「いえ、可愛かったなと思いまして。」


「……私だって、可愛らしい乙女なのよ?

 そんな私に胸を貸せたんだから、

 感謝しなさいよね!」


「もちろん、大変光栄な事でした。」


「はぁ。。

 大人の男って狡いわ。」


……それは、褒められたのかな?

まぁ、俺が年上なのは間違いないが。






「近付いている気がします。

 偵察に気を付けて下さい。」


日が傾き、夕方になる頃に、

やっとゴブリンの村の近くまで到達したらしい。


「結構、移動した気がするんですが、

 こんなに村から離れた場所に罠を張りますか?」


まぁ、村の近辺で罠を張る事はないだろう。

でも、エリッヒとフェーズヒを移動する時間と、

同程度の時間、移動していた気がする。


「ゴブリンキングがいるのか、

 分村が繰り返されて縄張りが離れているのか、

 どっちかだと思う。

 後者の場合はトモエさんに頼り切りになりそう。」


「一体の強者より、

 多数の弱者の方が苦手ですか?」


「ニースしか、弓が使えないのよ。

 他はみんな剣ばかりだから。

 数が多いのは苦手だったのよ。

 トモエさんがいれば、、、

 

 いえ、トモエさんがいたら、

 私達戦闘に必要なくない?」


「トモエさんは強いというか、

 お伽話に出てくる伝説の勇者みたいです。」


リーンちゃんが会話に混ざってくる。

フレンダさんの前だと口数が減っていたので、

二人の距離も縮まったのかな?


「勇者じゃないよ。

 もし勇者だったなら、

 商業ギルドも冒険者ギルドも、

 もっと良い待遇を用意してくれたと思う。」


「そうですね。

 でも、スキルが強くて羨ましいです。」


「リーンちゃんにだけ、教えましょうか?」


「変な事は、まだダメですよ?」


……まだっ!?

まだって事はこの先、可能性があるのか!?

こんなおっさんと!?


「楽しみです。」


「えぇー。」


冗談が言い合える関係には、なれたらしい。

でも、凄く嫌そう。

でも、それが萌えるよ!!


「すいません。

 もう見えそうなので、

 イチャつくのは後にして下さい。」


ニースちゃんの怒りを買ってしまった。

もう少し、真面目に討伐を頑張ろう。

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