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第三一段 心ゆくもの(後半)

 

 雄弁な陰陽師(おんみょうじ)に頼んで、河原に行き、受けた呪詛を払ってもらったとき、快い気持ちになる。

(令和には、ない職業ですね。陰陽師、ほんとに信じていたんだろうなあ。私は信じられないけど。)


 夜に目が覚めてしまって、一人で水を飲むとき、「心ゆく」。


 ちょうど暇を持て余していた時に、それほど親しくはないけれど、嫌に思うわけでもない客人が来て、世間話をする。最近の、「おかし」、「にくし」、「あやしき」(不思議に思うこと)、これにつけ、あれにいつけ、たくさん話す。聞いて嫌な気持ちにならない程度に、得意そうに話して聞かせると、とっても気持ちがよい。


 神社やお寺に参詣して、願い事を伝えたときに、お寺では法師が、神社では神官が、思った以上によどみなく、聞いて気持ちがよくなるように神仏に申し上げているのは、まったく「心ゆく」。

 自分の思っていることを、得意そうに話す清少納言が思い浮かびます。呪詛の払いや神仏の祈願は、文化がちがうから、いまいち、ピンときませんが。

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