更なる絶望と、そして……。
そんな訳で(前話参照)3月15日にBANされた自分。
そのサイトでは複垢は禁止ですが停止措置後にアカウントを作り直すのは問題無いらしかったので、とりあえず即日アカウントを作り直しました。
そして翌16日。
BANに至った経緯を始め、自作品や書いて来たレビューやブクマなど二年間の活動の全てを失ってしまったことについて綴ったエッセイを一作上げました。
この時点では自分は「罪を憎んで人を憎まず」という認識でした。
例え評価が多いことを理由とした誤BAN(システム上の「罪」)であっても、それは事故のようなものであり自分が悪いことをした訳では無いため、運営(人)のせいではないと思っていました。
なので誤BANについて書いたエッセイも、BANの経緯やそれに対する戸惑い、辛さや悲しさといった自分の想いをメインに書いたものとなっていて、決して運営への文句や攻撃のような描写は書いていませんでした。
むしろ全て失ってモチベが底に落ちつつも、それでもこれからもこの場所で楽しんでいきたいという前向きな内容であったと自分では思います。
大きな喪失感を抱えつつもそのエッセイを書いたことでひとまず気持ちの整理がつき。
そのエッセイに対する多くの励ましや応援コメントをもらえたこともあり。
これまで楽しんできた作品の再フォローや失った自作品の書き直しなどをしつつ、徐々に元に戻っていけるよう動き始めていました。
そんな最中。
3月20日にBANについてのエッセイが週間一位を獲得した(経緯が経緯なので嬉しくは無い)のですが、同日の夕方頃に同作品がランキングから除外(シャドウBAN?)されていることに気付きました。
「新垢になってから今までフォローしていた作品や作者フォローを一気にし始めたことが引っかかった?」
「一度に多くの評価が入った(エッセイなので主流ジャンル作品に比べれば多くないハズですが)からそれが引っかかった?」
など色々な考えが頭をよぎったものの、どう考えてもこの作品のテーマが運営に不都合なものだからだよなあ……と思ってしまいました。
ともあれ、それを確認したときに自分がまず思ったのは、
「それが運営さんの答えですか……」
というものでした。
規約に違反するような描写は無いにしろ運営側にとって不都合な作品なのは理解していましたし、その作品に対して多くの評価をしてもらったことで(自分にとって)何かしら良くない対応をされるんじゃないか? という想定はしていました。
ですが想定していても実際にこういう措置を食らうと中々に気が滅入るものでした……。
何が辛い、苦しい、腹立たしい、許せないって、BAN問題に対して運営がまだ何の意思表示もしていないのに、こういう対応は迅速に実行しているのがもう本当にキツかったです。
例えば運営がシステム上の問題があることを認識して今後の対応を検討するとか、そういうことを表明した上であれば例え消されてることになったとしても納得は出来ました。
それなのに肝心な部分にダンマリを決め込んだままこんな迅速かつ露骨な蛮行に及ぶとは流石に予想も出来ず、この時点で運営への信用はほぼ消滅していました。
だってBANはシステムの問題だったとしても、このランキング除外は間違いなく「人」の意志が介入しているのでしょうから。
自身の不手際かもしれないこと(停止措置前の警告のお知らせが無かったこと)への反応は遅いor無いのに、他者からもたらされた自身にとって都合の悪いことへの対処は早い。
そのサイトに限らず様々な場所の運営においてある意味当たり前といえる姿勢ではあるかもしれませんが、あまりの誠意の無さに言葉もありませんでした。
ランキング除外を確認した翌21日、ランキング除外された経緯やそれに伴う運営への失望感を綴ったエッセイを上げました。
規約違反に引っかかるような描写は無いながらもBANエッセイ以上に運営に都合の悪い作品ではあるんだろうとは思っていましたが、上げずにはいられませんでした。
そして翌22日。
ランキング除外措置を受けたことについてのエッセイ……だけではなく、その時点で自分が上げていた全てのエッセイ作品がランキング除外措置を受けていました。
流石に言葉がありませんでした。
正直ランキング除外措置について書いた作品がランキング除外されるんじゃないか? という、もし実行されたらしょうもないなんてレベルじゃない事態の予想はしてました。
ですがまさかその斜め上の最悪さで来るとは思いませんでした。
運営の総意としての対応なのか、その権限を持つ一部署や個人の対応なのかは分かりませんが、ここまで〇〇だとは思いませんでした。
自分が読む方主体だったこともあってか、アカウント停止措置により全ての作品が消えたのにも、それにより大きなコンテストに応募していた事実が消えたのにも、辛かったけどなんとか耐えられました。
周年イベントの参加歴も皆勤賞も消えてしまったのにも耐えられました。
読む方主体だったこともあり、二年の間に書いて来たレビューが全て消えてしまったのは本当に辛かったです。
でもそれまでに築いてきた作品や作者さんとの縁の数々が残っていたため、これからまた積み重ねていけば良いと前向きな気持ちにはなれていました。
でも「運営にとって不都合な利用者は要らない」と言わんばかりの、自分が要注意人物としてマークされているのだろうか? と思ってしまうような、運営による明確な悪意を伴う対応には流石に耐えられませんでした。
辛いことに耐え未来に希望を持とうとしても、今回のようにそれを軽々に潰されるかもしれないと思ってしまって。
作品が消されたとかではないものの、自分という個人がないがしろにされているのをヒシヒシと感じるような措置が本当に辛かったです。
楽しみにしていた作品も多く、良い作者さんも数多く居たその小説サイト。
それらを全て絶ってしまうのに凄まじい葛藤があったものの、それでも、もはやその小説サイトで作品を楽しむ気分にはなれませんでした。
これが今回なろうに戻ってきた経緯になります。
とはいえ喪失感が凄すぎてすぐに何かを始める気にもなれず、本当に身一つでとりあえず戻ってきたような形ですが。
前向きなことも言いづらい状態ではありますが、以前ブクマしていた作品を読んだり、短めの短編を読んだりしつつ、徐々に気分を元の状態に戻して行けると良いなあと思います。
ちなみに、
①前垢のBAN時に送ったという「事前の修正警告(停止通達メールに書いてあった)」が事前に来てなかったこと。
②そのせいで対応することが出来なかったので、せめて作品データだけでも渡して欲しいこと。
上記二点をBAN直後に運営に問い合わせ済み。
→未だ返答無し。
そしてランキング除外後に、
③この事例の場合、作品自体を消すではなくランキング除外対応にするのは流石に露骨な行為過ぎる。
とも申し入れ済み。
→返答無し。でも翌日に全ての作品が除外されたことを考えると目は通されていたのかもしれませんね。
現在の所こんな感じであります。