抱擁を求めていた
眠りだした街の中
君を待っていた
生暖かい吐息に溶ける粉雪を
ただふんわりとした頭で眺めていた
誰にも届かないまま
「愛してる」なんて
簡単に言えたなら
僕らはもっと
壊れていれただろうね
冷たい指先が
確かに触れたその瞬間だけは
何も言わずに手を繋げた
こんな二人で
行き場のない衝動を
赤いブレーキランプに
焼き付けてしまいたい
壊れそうなほど
君を抱きしめて
明日なんて来なくても
構わないと思ったから
世界が少しだけ
優しく見えたんだ
眠りだした街の中
君を待っていた
生暖かい吐息に溶ける粉雪を
ただふんわりとした頭で眺めていた
誰にも届かないまま
「愛してる」なんて
簡単に言えたなら
僕らはもっと
壊れていれただろうね
冷たい指先が
確かに触れたその瞬間だけは
何も言わずに手を繋げた
こんな二人で
行き場のない衝動を
赤いブレーキランプに
焼き付けてしまいたい
壊れそうなほど
君を抱きしめて
明日なんて来なくても
構わないと思ったから
世界が少しだけ
優しく見えたんだ
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