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第7話 婚約破棄後の騒動

ミーナは卒業パーティーが終了すると帰宅して直ぐに兄のキール辺境伯当主代理に結果を報告する。

「予想通り婚約破棄を宣言されたので後は予定通りお願いします」

「予定通り行ったなら後は無理矢理にでも国王に飲ませるから任せておけ」

そう言うと兄は急いで城に登城する。

ミーナは領地に返る最後の仕度を行う。

その頃城では宰相や騎士団長などの高位貴族が婚約破棄の撤回を王に迫っていたが王は王太子の言葉だと言って粘っているとキール辺境伯当主代理が登城して正式に婚約破棄の処理を国王に行わせた。

婚約破棄が正式に発表されるとミーナは急いでクルド辺境伯領に戻る。

すると宰相や騎士団長達が混乱の責任を取ると、無理矢理辞めて自領に戻る。

その混乱を突いてオズワルド侯爵家のワルド侯爵は自分の弟を才能も無いのに無理矢理、宰相に就け我が世の春を謳歌した。

そして王太子の婚約者はルル侯爵令嬢だと発表して王都中を祝いに沸かせた。

すると優秀な武官や文官は争う様に職を辞し慌ててクルド辺境領に移住した。

それから一年立ち国庫から思うままに公金を横領したワルド侯爵はクルド辺境伯領に近い土地を除いて酒と食料を国の公金でばらまき祝いのムードを高めた。

其れまでクルド辺境伯領は王太子の結婚の前日まで静かだったが結婚式の当日にクルド辺境伯領と隣接する領から一気にバンガード帝国の兵士が攻め込み王都を陥落させてからその他の領土も制圧した。

捕虜にした王族と貴族は重犯罪奴隷にして水銀鉱山に送り、一般人は全て奴隷の身分に落とした。

協力した貴族は領地を安堵した。

そして帝国の下級民を一般市民にすると言って次々と移住させた。

その頃結婚式を終えた皇太子夫妻は話し合っていた。

「あの頃は婚約の先を越され後悔したよ」

「私も後悔したけれどこれで昔話した通りになりますね」

「犯罪者が減って困っていた鉱山や水銀鉱山の労働力を確保出来て下級市民を一般市民に出来て良かったよ」

「これで帝国も海を得ましたし問題も解決しますね」

「ああ、帝国の唯一の不安材料だった塩の自給の目処が立って安心できたよ」

そうして二人は幸せそうに未来を話し合った。

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― 新着の感想 ―
[一言] 帝国に寝返り愚王家や佞臣を討つまではいい だが自国の民を奴隷に落とすのを許すとは、辺境伯や宰相達は奸臣であり売国奴だな
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