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冬の童話祭

宙塵城のエウリュアレ

作者:天神大河
西暦2492年。長きにわたり続いた宇宙戦争が終わって二年が経過した頃。地球、火星、そして宇宙で暮らす人類は、長い戦いに疲弊しながらも、訪れようとする平和の足音を前に、心の安寧を見いだしていた。

そんな中、宇宙統括軍に所属する若き曹長――ギリーズ・エンドラインは、戦禍に巻き込まれ退廃し、無人となったスペースコロニー・リートルーバー(通称『宙塵城』)への偵察を命じられるが……。

戦争の爪痕を生々しく残した宙塵城で、彼を待つものとは?
今、広大な宇宙を舞台に青年の旅が始まる。
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