8/8
8
「それじゃあ、さよならだよ、リリ」
ジトがいった。
「え? どういうこと。勝ったんだよ、ジトは」
「でも、途中でみんなを犠牲にしちゃったから」
「しかたないじゃない。マジェインを倒さなければ、ジトは死んでいたし、マジェインを倒すには魔王を倒さなければならなかったんだから」
「でも、みんなを犠牲にしたのはおれの判断だ。そのお返しをしなくちゃ」
「どうなるの。まったく、わからない」
「禁術の中にこんな魔法があったんだ」
「何」
「メガザル」
そう唱えると、ジトの体は生贄に捧げられた。
そして、ジトが犠牲にしたジトの惑星の生き物がみんな生き返った。
ジトの死体が、力を失って、大地に落ちた。リリは自分で魔法を使って、地面との衝突を避けた。
蘇った惑星に、ジトの死体だけがとり残された。
リリはいつまでも、泣きつづけた。
いつまでも、いつまでも、泣きつづけた。
完結します。書いていて、楽しかったです。
それでは、また、どこかで会いましょう。




