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「それじゃあ、さよならだよ、リリ」

 ジトがいった。

「え? どういうこと。勝ったんだよ、ジトは」

「でも、途中でみんなを犠牲にしちゃったから」

「しかたないじゃない。マジェインを倒さなければ、ジトは死んでいたし、マジェインを倒すには魔王を倒さなければならなかったんだから」

「でも、みんなを犠牲にしたのはおれの判断だ。そのお返しをしなくちゃ」

「どうなるの。まったく、わからない」

「禁術の中にこんな魔法があったんだ」

「何」

「メガザル」

 そう唱えると、ジトの体は生贄に捧げられた。

 そして、ジトが犠牲にしたジトの惑星の生き物がみんな生き返った。

 ジトの死体が、力を失って、大地に落ちた。リリは自分で魔法を使って、地面との衝突を避けた。

 蘇った惑星に、ジトの死体だけがとり残された。

 リリはいつまでも、泣きつづけた。

 いつまでも、いつまでも、泣きつづけた。


完結します。書いていて、楽しかったです。

それでは、また、どこかで会いましょう。

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