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七夕の夜に  作者: ささ
3/14

ぱぴぷぺぽ

痛いのとんでいけ

(私、痛いやつだったんだな。なんでこんな目にあってるんだろう。夢なのに痛い思いしたいとか、なんて性癖だ。今までびーえるてぃーえる的妄想が夢に出てきて体にもまぁ影響が出てたことがあったけど、痛いことは初めてじゃないだろうか。今までの夢では心臓に悪い恐怖体験だったり不思議と辻褄が合わないのに納得しちゃってらーだったりと眺めてる自分がいるのを感じてる夢だったのに)


先程から吐き出す息に熱を感じる。呼吸に合わせて体は軋み、痛みは増した。頭が痛いのは殴られたからなのか、それに付随して熱が出たからなのか。


(いや、さっきからパピプペうるせぇからだな。なんなの、パ行って)



「パァッパツポポパプピポピピピポパペパパパプパパァ」

「ポッポパピプー」

「ポピパピポピポポポピペァプピァ」

「プピピペァプピパピププピププパペポ」

「ピプパプポプピパプパッパパ」

「ポプププポピパポピプポボプバピパ」

「パピピパピビパピペパパプピピパパパポプポプポパペプパポパ」

「ポプパポパパピピパピピピポパパピパパプパパピパピピピパポプパ」

「ポピパピポピポパプパピパピパピプピプピパパピパ」

「「「「パパパパパ」」」」



(うわぁ、パパパパパだって。四人で同じタイミングで笑いやがった。何アレ、気色悪っ。軽鎧着てるけどゲームでの序盤に出てくる盗賊みたいな体格だな。少しレベル上げれば一掃できそうな雑魚キャラに見える。つか、アレらに囚われた私はヒロインなのか。ヒロインだったら美丈夫の騎士様が颯爽と現れて救出してくれて、恋に落ちてイチャラブ永遠にーとかか。ないな。私にそんなヒロイン属性ないわな。なんの役にも立たん私は何になるんだろう。一般人かな。または何かの犯罪組織の人質か。

あぁ、忘れてた。使い捨てられる駒とかエロゲームの塵芥。アダルト展開はパスしたい。襲われたい願望があるのかもしれないが愛があってほしい。快楽落ちでもいいが幸せになりたい。私が思うもしくは多幸感でいっぱいに。

なんだろう、宗教にはまりそうで怖い)



ぼんやり見る先に浮かぶ淡い光はふわりふわりと揺れていた。男達のパピ語は続いている。地に転がされた体は痛み熱を持ち、思考も視界も靄がかってきている。顔や足が腫れているように感じる。全身に倦怠感が広がっていた。


(なんなんだろうな、この夢。眠くなってきた。寝てんのに眠いってワケワカラン。でも

寝たら夢から醒めるかな。退屈だけど安定した現実が少し恋しいや)



閉じゆく瞼越しに淡い光はこちらを気遣うようにふわりふわりと揺れていた。

半濁音め。


お読みいただきありがとうございます。

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