あなたと
何度目の人生だろうか
そんなものは、もうどうでも良い
今この世界ではイアルとユアンは思いが通じあっている
「イアル様、ユアン様そろそろです」
サリテルがそう呼びかけると
イアルはユアンの頬にキスをする
「じゃあ、またあとで」
イアルは扉へ向かうと、くるりと体を回転させサリテルに言った
「間違いは起こさないようにね」
ウインク付きで語尾にハートでも付いているかのようだ
「わ、わたくしには!ちゃんと心を決めずっと一緒にいると誓った人がいるのです!!!」
わかったわかったとクスクスと笑いながらサリテルを宥めた。
「イアル、そんなにいじめないであげて」
クスクスと共に笑いながらイアルを注意するユアン
「サリテル、あなたったらいつもは完ぺきなのにリースが関わる話にはグダグタね」
すいませんと素直にあやまるサリテルに更に笑顔になる2人である
「今日はお2人の結婚記念日となる日です。早く、支度を、そしてくれぐれも慌てるよう!そしてイアル様!!」
つい熱くなって拳を握りながら語り出したサリテルは、イアルへある言葉を伝えようとしていた
が
「サリテルの話が長いからイアルは先に言ったわ」
優しい笑顔だがどこか楽しそうにこちらを眺めている
恥ずかしさから赤面してしまったが、サリテルはとても嬉しかった
心の底から笑顔でいるユアンを見られて…
ああ、やっとこのお顔を見ることができた
サリテルは安心したのだ
「あら、そんなに見つめないで、イアルに怒られるわ」
「な!だからわたしはっ!!…はあ、ユアン様、わたしはこの日を待ちわびておりました。お2人がなんの誤解もなく思いが通じるとは!!わたしは!わたしは!嬉しいです!どうかお幸せに!」
コツんと頭をつつかれる
「当たり前でしょ。そんな死ぬ間際なような台詞は、言わないで。あなたには死ぬまで面倒見てもらうわよ」
サリテルははっとした。
ユアンの目には綺麗な雫
「お嬢様!!!お化粧が!!落ちます!!」
すっと雫をふきとる
「あなたは、、、まあ、いいわ。ありがとう。さあ、行きましょうかそろそろ時間だわ」
ユアンがイアルと腕を組んだ時こそりと言った
「何も無かったかい?」
彼女は笑顔でこたえる
「もちろんよ」
満足げに進んで言った2人は誓をかわし、今日、夫婦となる。
何度も迷い、何度も死に、そしてついに結ばれた2人。
これから何度も苦労が押し寄せるだろう
でも、この世界でならきっと、幸せにずっと一緒にいられるだろう。
時に喧嘩し、時にイチャツキ
楽しい日々をやっと送れるのである
次はどんな人生だろうか
そんなことはもう考えないだろう
きっとこれから何度生まれ変わっても
またこの2人は結ばれる
そんな幸せな日々を願っている
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お久しぶりです!
せをです、今回で最終回とさせていただきます
無理矢理ではありますが…
ありがとうございました!




