表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/23

1人、悲しむ者あり。

なぜ、俺の好きなものは何処かへいってしまうのか。


イアルは机に伏せ考えていた。


昔から、好きなものは何処かへ失くしてしまう。



好きな本、好きな服、好きな動物、好きな食べ物…それらは、皆俺が気付くと消えてしまったかのように何処かへいってしまう。


今回だってそうだ。俺は今度は最愛な人を失った。



「上手くやっていたはずなのに…。」




つい先ほど、婚約破棄をされたため悲しみが深く部屋に篭って悩んでいた。



「もう少しで、ユアンが望む俺で迎えに行けたはずなのに、なぜ。」



物静かな人がタイプだと、素の自分とは真逆なタイプを言われた時はとてもショックを受けた。



なにより、彼女が幼い頃から彼女の近くにいる護衛、サリテルがそのタイプだったから焦りと嫉妬で気が狂いそうだった。



彼女と、20歳になるまで会わないと、突然約束をしてここまで耐えていたのに。



あと1ヶ月だったのに。



部屋の明かりは付けず、食事もまともに、取らずにずっと机に伏せている彼は今までにない悲しみで苦しませられている。



「ユアンに会いたい…。」



ユアンは婚約破棄をした後すぐに旅行へと出かけた事を耳にした。


今は彼女の近くにはサリテルがいて、しかも2人で1ヵ月毎日共に過ごすのだと思うとサリテルが羨ましくて仕方が無いのだ。



ユアン、ユアン、俺のユアン…



彼女はもう婚約者でない。



その事実は消えず、ただただイアルを悲しみの沼へと落としていった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ