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序章
「はは。馬鹿みてぇ」
壁に突きつけられ、膝を地につけ、言ってやった。
「あ?今なんつった?」
「聞こえなかったなぁ。もう一遍言ってみろよ」
何度でも言ってやるよ。中嶋。
「後は滅びるだけの世界で!たった一人の人間で鬱憤晴らしてるお前が!ちっちゃ過ぎて、惨めで馬鹿みてぇじゃねぇかよ!」
「…は?」
惚けてんのか?
「知らねえの?彗星が落ちんの。ここに」
「バラバラになって雨みたいに降り注ぐんだよ!」
「本当に知らないのか?マジ?そりゃそうかぁ。ネットとか疎そうだもんな!」
「…っざけんな!」
右頬を殴られた。
腹を蹴飛ばされ、また壁に背中を打つ。
「んなわけ無ぇだろ…」
「全部テメェの妄想だ!寝言は寝てから言いやがれ!」
震えた声でそう言い残して、中嶋のヤツはスマホを弄りながら去っていった。
「ふぅ。言った言った。スッキリしたぜい」
「さぁーて、これからどーするよ。可愛い女の子でも探そっかなー?」
「ま、自由にやっちゃお」




