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八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

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52話

団長さんとの報酬交渉は難航した。


貢献したんだから四人各人一人ずつと騎士団の意識改革合計5枚の指名依頼書をこちらは望み。

片や出せるのは模擬戦の指名依頼一つのみと突っぱねられた。


半時間の交渉の後。模擬戦二組分二枚、但しパーティに対しての指名依頼という形で落ち着く


まあ交渉時におなかすいたので今度はアツアツのホットドッグを食べだしたこともあったけどね。

べつにあらびきソーセージなんて珍しいものを初めて見た団長さんの目が

お預けくらった犬みたいってことは関係ないけどね


結局夜まで居て王城に泊まることになりました

んで夕食はまたもロイヤルな方々と。

王様はいなかったけど王妃様ミュゼたちとプライベート食堂での食事でした。

因みにジャンヌ嬢とは一度も顔を合わせていません。

まあいいんですけどね。ただ冒険者スタイルで来たものだから貸衣装なんですよ。

貸衣装の食事ほど食いにくいものはない。気を使いすぎるからね


因みにドロシーはある程度のドレスを置いていたらしい。泊り込ませてもらってましたからね。

で、ファムもそのドレスの一着を借りて着ているようだがちょっときついみたい、

ええ何処とは言いませんよ。どことは言わないけど女性のドレスは上半身がきついと決まっていますが。


王妃様は意外とお茶目な方なのでいろいろ聞いてきた。

まあこちらとしても無難に説明するがゴーレムのところで少し怪訝な顔をする。

動く鎧が珍しいのかと思ったらそうではなく、以前実家で数体分の鎧が無くなったことがあったそうだ。

なんでもよくある廊下に飾っていたような装飾のあるものから倉庫に置いていた実際に着るものまで一晩のうちに無くなったことがあるらしい。


まあ二年ほど前の事らしいので犯人も分からないままとのこと。

偶然っていうのもあるのね。と納得されていた。


その後部屋に戻る。朝まで自由時間。


さてさて聞きたいことを済ましてしまいますか。


【召喚 智慧の大山猫(アンバー)


【召喚 女神アルケー】


アンバーは持ち込めなかったので召喚。単純に盗み聞きがないか調べるためには必要だね。

で、女神さまには聞きたいことがあります。


「久しぶりね。どうしたの?」


相変わらずのスレンダー具合である。こないだファムのを見たから余計に・・あ、目付きが険しくなってる

ご機嫌取りに今日はマカロンである。すぐに機嫌がよくなってくれた。相変わらずちょろい。


「お聞きしたいのはジャンヌ嬢の事ですよ。転生者集めて何しようとしているのか。どう処理していいのかを相談したく思いまして。」


処理のところでマカロンを喉に詰めた。げほげほいってる。ほおばり過ぎなんじゃない?


「処理って・・物騒なこと言うようになったのね」


あ、そう聞こえたのか。違いますよ処分じゃなく処理。

基本転生者は文化を広げる仲間と思っているので動向は知りたい程度。

ただ、虐殺は認められないからつぶせる計画ならつぶすだけだよね。


「まあいいわ。まず転生者のすることに私たちは基本手出しをしません。最初に言った通り文化を根付かせてほしいということがありますからね。」


「今回みたいな虐殺が起きても?」


「そうね。その規模では手出しはしません。するとしたら全転生者の9割の戦力が世界抹殺に乗り出した場合かしらね。」


「そんな馬鹿馬鹿しいことに9割も賛同するわけないだろ、どんなに悪い世界でも変えていけるよう努力すりゃいいんだから。」


「でしょう?だから神としては手を出しません。世界は生命が努力することによって作られていくものですから」


「まあ、今回の事は俺がなんとかしなきゃいけないってことなんだね。」


「バックアップくらいしてあげますよ。そんなに落ち込まない。」


いや、落ち込んでるんじゃなく疲れたんだけど。

まだ相手の規模が見えてこないんだよなぁ。あの狼男も駒ってよりはジャンヌ嬢の下僕って感じだし


「まあ頑張ってください。陰ながら応援していますよ」


うれしいね。女神の加護だ。


「気づいているかもしれませんが貴方なら転生者を見分けることはできますよ」


「スキルの数ですよね?」


「そうですね、基本的にこの世界に普通に生まれた人というのはスキル数は最高で7平均は4ですから明らかに多いですね」


「でも鑑定が通じない場合もあるでしょ?」


「ああ、猫ちゃんの目の事ね。大丈夫ですよ。転生者のSSRスキルは基本ダブりがないんです。」


アンバーを呼び寄せ喉をゴロゴロしながら言う女神


「そもそも、SSRスキルはひとつづつしかないんですよ。ですから一人が持てばもう他の人は持つことがないってことですね。」


あ、そうか。誤作動起こしたのはファムの[個人情報保護(SSRスキル)]だからもう他で誤作動の心配はないわけか。


じゃあ安心してジャンヌ嬢も鑑定しよう。


「っていうか物騒なSSRスキルもあるんですよね?呪術とか獣化とか」


「そうですね。そこは認めます。でもそんな人たちばかりが争いを起こしているわけでもないのですよ?」


貴方のように本来収納能力しかないSSRスキルだけの人が一番の危険人物って人もいますし、とか言われたんだがどういうことだ?人畜無害なのに、解せぬ


そのあと少しお話をしてからお菓子が無くなったから帰るという。

もしかして召喚条件がお菓子の有無なんじゃなかろうか。

ストックのお菓子すべて消費して帰っていった女神であった。








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