↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/1344

46話

駆けてきたらこちらには武装したホブゴブリンが10匹ほど。

ゴブリンって基本的に腰布にこん棒ってスタイルなんだけど

彼らの場合は普通に鎧、剣装備である。


もっともそんなホブゴブリンもまさか馬が来るとは思わないだろう。

水魔法、アクアバレットで打ち込みながらとどめはバリオス踏み。

ある意味世紀末覇王な戦術である。

五分ほどで殲滅完了。


さて他の班は?と思った途端、いきなり至近距離に魔物の気配を感じる。見るとフルプレートアーマーの人影が佇んでいる。


「急に出てきた!?」


『出現の魔力は感じなかったにゃ。おそらくずっとそこに居て隠蔽がかけられてたと思うにゃ』


「近づいたら起動するトラップみたいなもんか」


『多分そうだにゃ。隠蔽と今の魔力から考えておそらくゴーレムと思うにゃ』


とりあえず壊しとくか。

バリオスを降り対峙する。相手は両手剣。こちらは普通の片手剣である。ジャンヌ嬢の手前不振に思われないような装備にしてたのが裏目に出た。


鎧が一歩踏み込んできた。ゴーレムと思えないほど早い。

あっという間に間合いに入り込まれる。

数撃連続で打ち込まれるが回避が精一杯だった。


なんとか凌ぎ間合いをとれば動きは一旦止まる。


見逃してくれそうにないね。

とはいっても打ち合ってわかったことがある。


鎧の中は空洞だ。音がよく響くし動きが早いのも納得

でもいろいろ危険なのでさっさと退場してもらうよ


力技ではおそらく壊せない。ゴーレムならコアがあるはずだからそれを壊すべきなんだけどそのためには硬い鎧を壊さねばならない。普通に考えると詰んでるよね?


しかし日本人をなめては困る。動く鎧だけなら最適魔法があるんだよ

振ってくる剣を半身で避けそのまま手首をつかみ投げる。

当身は聞かなくても人体とほぼ同じ可動を持つなら柔術の四方投げは有効だ。

但し放り投げるだけではなく地面に組み伏せる。少しの間の隙が目的。

抑えつけた手から魔力をできるだけ多く使いスキルを使う


【浄化】


お掃除、洗濯用のスキルである。魔力量に応じて広さ綺麗さが変わる。

おそらくこのゴーレム。コアが起動して鎧型になったのではなく鎧にコアをつけてゴーレムにしたはず。


ということは鎧内部(・・)を強力洗浄すればどうなるか?


結果は見事に動かなくなった。ついでに鎧の留め金を外し転がっているゴーレムコアを回収する

呪印で動かす型でもこの手は通じるので便利。まあ普通のゴーレムなら火力で倒すんだけどね。


さて、もう脅威はないだろうと騎士団の向かった二つをアンバーに、確認してもらう

前方に向かった騎士団は順調にホブゴブリンを倒していっているようだ。

後方に回った方はちょっと押されてるかな、苦戦してるようだ。後方に応援に行くか。


と、バリオスに跨ったときに


『主、山の上から猛スピードで走るものがいる。このままではすぐに馬車の方に接近するぞ』


街道じゃなく、山の中から?どれだけピンポイントで狙われてるんだよ。

バリオスは馬車に最短で急いで。サトリ、そっちに山側から何かが接近しているらしい。ドロシーたちに防御体制の用意を。すぐに向かうから持ちこたえさせて。

アンバー、監視鳥はこちらを向いているか?


「どちらもこっちを向いていにゃいにゃ、一羽は馬車に、一羽は不明な移動体に追従してるにゃ」


ありがたい、勝ちの目が出てきた。


【召喚 ケルベロス】


【召喚 オルトロス】


【召喚 キマイラ】


「ケルベロスは前方の班に、オルトロスは後方の班に、それぞれホブゴブリン以外の敵が出てきたとき、もしくは突破されそうなときに介入。キマイラは先行して正体不明の敵の足止め。俺が追い付くまで頼む」


三体は一気に散開する。

とりあえずこっちは急いで馬車まで戻る。


「ジャンヌ様、ドロシー、ファム無事か?」


馬車に戻って大声で確認する。

とりあえず三人とも無事のようだ。というかドロシーとファムに問題がなくてよかった。


「終わったのですか?」


少し残念そうなニュアンスが垣間見える聞き方であるが今は気にするときじゃない。


「ジャンヌ様、まだ敵襲は終わっておりません。前方はほぼ掃討が終わりでしょうが後方は少し手間取っているようです。」


「それでは早く後方に向かいなさい、何をしているのですか」


「いえ、別方向からの襲撃を確認しましたので戻ってきたのです。もうしばらく馬車の中で待機をお願い致します。」


「それなら私が・・・」


「同じ問答する時間すら惜しいのです、さっさと馬車に入る!」


護衛の女騎士さんに状況を説明し馬車の四方をしっかり見張ってもらうようにする。

特に出たがりの王女が出るのだけは阻止する様に。


それから少しドロシーたちに警備の指示を出し、正体不明の襲撃者のところへ向かう。

バリオスにのってだけど。考えてみたら馬なのになんでこんな獣道夜に走れるんだろう?

オフロードバイクでもこれは難しいよ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。