表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
八百万の精霊召喚~異世界神から日本妖怪~  作者: 那園曽 氏規
本編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

33/1344

28話

試合から三日後の夜、頭にアンバーを乗っけて森の入り口で人を待っている。


決勝?どうなったかって?


圧勝でした。妹は決して兄には勝てないのだよ。


嘘です。めっちゃ僅差でした。試合では決着がつきませんでした。


延々試合時間中打ち合っていただけなんだよね。お互いに決め手がなかったので結局延長戦をしたのだが引き分け。サッカーならPKなんだけどね。と思ってたら。ヒルデ姉が、主催権限で二人とも優勝にします。と宣言した。そしたらドロシーが辞退。来年の実行委員もしてもらうってつけたとたんの返事でした。


それって気合い入れて試合する必要なかったんじゃん。


まあとりあえずドロシーに悪い虫は付かなくなったので一安心。


で、ただいま夜のデート相手待ち。相手はファムである。

ついに来たモテキではなく当然前世関係の情報交換。


あとで問いただすと認めてくれたので

昼間人の目のある所では正確な情報交換できないということで夜に人目を忍んで密会となった。


問いただし方?空間収納から竹とんぼもどきをセリフ付きで出したら喰いついてきましたよ。

日本人ならこれがわからない奴はいない


まあ日本人じゃない場合もあったんだけどそしたら白黒ミミデカネズミにすればわかるだろう。


とりあえず、お互いに情報交換をすることに納得してくれたので今夜である。


そして約束の時間待つことしばし、突然後ろから喉元に短刀を突き付けられました。


「声を出さないで」


「君のほうがね」


びく!っとして動きが固まる。

忍術スキルお馴染みの技、空蝉である。

ビックリするだろう。喉元に短刀突き付けて後ろから動けなくしたはずなのにさらに後ろからその人間の声が聞こえたらねぇ


「まあ、正直奇襲としては50点だったね」


「はいはいあたしの負け。ほんとにドロシーの言う通りなのね」


「なんて言われたんだ?」


「何やっても一撃入れるのは無理って」


まあドロシーは正面からしか来ないからね。アレに奇襲は無理だ。もっともドロシーは初速があるのでぶっちゃけ初撃が奇襲になるんだけどね


「まあいいや、きょうはそんな殺伐としたことじゃなく逢引きとして呼んだんだからね」


「デートだったの?!」


「ちがうの?」


「違うわよ!」


力いっぱい否定されてしまった。やはりモテキは遠い


「ま、そんなことより本題だね」


「そうね、私以外に転生者がいるなんて思わなかったわよ。」


「女神さまが言うことから推理して複数人はいるはずなんだよね。あと何人いるのかはわからないけどね」


「え?最初から複数人をにおわされてたの?あたしの時はそんなこと何も言われなかったわよ?ただスキルもらって転生してって言われただけよ」


「同じだね。聞いたのはそのあとだよ。」


「あとって何よ?」


「説明してもいいんだけど、スキルに関することだから」


「あ、そうね。あまり大っぴらに開示できないわよね?」


「同じルートの転生者なら多分10スキルをもらってるのはわかってるんだけどね」


「あのガチャあなたもしたのね。じゃあスキル数も同じ10っていうのはわかるものね」


ホントは11なんですけどね。


「でも流石に全部を開示はできないわよ?言ってもあなたとはただの同郷ってだけなんだし」


「ま、当然だね。嫁にならない限り無理強いはしないよ」


「よ、嫁!え、そんなプロポーズだなんて、そんなまずは清く正しい男女交際から・・」


何で急にテンパってるんだよ。そんな挙動不審になられると引くわ


「そうだ、確認したかったことなんだけど。なんであんなに怒ったんだ?確かに試合中に鑑定入れたのは悪かったけど」


そういうと、急に冷ややかな目になってこちらを睨む


「鑑定?そんなわけないでしょ?試合中にあんなこと!」


「いや、マジでステータス覗こうとしただけなんだけど。現にドロシーや家族にやっても何も怒らないよ?」


「嘘!だってあたしに鑑定は効かないのよ。貰ったスキルのうち一つはSSRスキル【個人情報保護】なんだから!鑑定されても感覚なくレジストされるはずなのよ?」


『それだにゃ』


アンバーがニャーとなくこちらには念話だけどファムには当然ネコの鳴き声にしか聞こえていない。


『アタイの千里眼鑑定はスキル的にはSSRレベルだにゃ。但し実際にはご主人たちの使うスキルとは若干差異があって本来は対消滅するだけのところ、ご主人の魔力量のせいで妙な干渉が起こったと思うにゃ』


「つまり、干渉の魔力量が多すぎてファムのスキルが誤作動起こしたってことか」


「え?どういうこと?」


「つまり俺の使う【鑑定】と君の【個人情報保護】の相性みたいだよ。魔力干渉で違和感が出るらしい」


「あれは違和感ってものじゃ・・・」


「どんな感覚だったんだ?」


「え?」


「えって、俺の使うのは千里眼も兼ね備えたスキルだからね。万が一効果範囲に入ると同じようになるかもしれないだろ?干渉が無くなる方法があるならその方がいいだろ?」


「そ、それはそうなんだけど・・」


何か急に歯切れが悪くなってきてる、目を合わせようともしないし、なんだよその挙動不審。


「魔力を絞ってといっても広範囲索敵中に君がいたら困るしなぁ」


『千里眼だけだと問題ないと思うにゃ。おそらく千里眼の上に鑑定かけた複合使用が問題かもしれないにゃ』


そうか、そういえば試合を見てたのは千里眼だったもんな。


「もしかしたら目の前の鑑定だけだと影響ないかもしれない、試していいか?」


「あ、うん、・・お手柔らかに」


じゃあアンバー鑑定を。


「きゃぅ!」


鑑定を始めた瞬間、子犬のような声を出してファムがへたり込んでしまった。

ペタッと座り込んでなにか股を抑え込んでいる感じ、そして涙目になってこちらを睨んでいる。

え、ちょっとどういうこと?


「前よりひどいじゃないの!」


『ご主人、鑑定完了。ついでに干渉原因も回避処理完了だにゃ』


ちょっと待って。同時に処理はできん。とりあえず、泣きそうなファムを宥めるのが先だ


「えっと取り合えず、すまん。もしかしてかなりセクハラっぽい状況になってる?」


「貴方の感覚じゃあ見ようとしただけかもしれないけど、あたしには全身くすぐられたような感覚なのよ」


「すいませんでした」


素直に土下座をする。見る限りそれ以上の感覚っぽいね。どちらかというと舐められたっぽい反応だがそれは言わないでおこう。スルー能力は大事。謝っている間にアンバー報告を。


『個人情報保護のスキル解析が終了したにゃ。やっぱアタイのほうが上位権限スキルっぽかったのでご主人の魔力を排除対象から外し終わったにゃ。これであの女子も変な感覚でイッたりすることはないにゃ』


必至でぼかしてるのにズバリ言うな。気づいていることがばれたら確実に痴漢行為じゃないか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ