1157話
結局五分くらい全力疾走してエスタトステラはギブアップした。
まあ全力疾走五分って普通にきついもんな
倒れている彼女は向こうサイドではなくこちらサイドでクラティアンが回復龍魔術をかけている。
聞けば彼女は回復などこちらの世界でいう聖魔術の六神龍らしいので皆文句はないようである。
うちでいうミュゼポジションね。
確かに怒らせればヤバいところまでそっくりである。
あれ?そういやセーレ結局五分くらい全力疾走してエスタトステラはギブアップした。
まあ全力疾走五分って普通にきついもんな
「そう言えばどうやって龍魔術に干渉できたんです?」
クラティアンが治療しながら聞いてくる
うちの治療術みたいに集中し続けなくていいみたいである。
「ああ、多分がちがちに魔力を使っている気配がなかったんで動きを阻害しただけですよ」
「どうやって?」
「威力的に硬球っぽかったんでね。たぶん大気密度の変化で軌道阻害ができると踏んだんですよ?」
「こーきゅー?きどーそがい?」
「ちょっと説明に時間がかかりますね。また後程時間を取りますよ」
そういって今の説明を終わらせる。
受けた感じは大気球を投げてきたみたいなものだったので行動半径内に熱気と冷気で局地乱気流を発生させたのである。
まあ言ってしまえばピッチャーとキャッチャーの間の空気をいじったってことだね。
直進でぶつかってくるだけのものだったのでそれだけで命中率が激下がりしたのであった。
でもこれって科学知識の説明とかナックルボールの理屈とかいろいろあるんだよね。
なので今回は長々とした説明を後回しにしたのである。
エスタトステラにしてはおそらく射撃のイメージだけで何時も命中させていたのだろう。
それがいきなり当たらなくなり電撃が迫ってきてはパニックになるのもまあわからんではないけどね
前からくるだけだったら打ち返してみたかったんだけどなぁ




