あらすじ
『豊の国』アイラ姫と『涼の国』レオン王子は、互いに愛を失った者同士で結婚する。
アイラは幼い頃、豊の力の発動によって昏睡し泉の主によって助けられるが、人(異性)を愛することを失った。レオンは三年前婚約者のエミリアを悲運な事故によって失った。
二人は結婚後も会うことなく過ごしていたが、ある日エミリアの思い出の塔に入ったアイラをレオンが見つけてしまう。レオンは激高しアイラを傷つけた。
そんな折、涼の国の草原に異変がおこる。アイラは豊の力を使って被害を食い止めたのだが、それを見ていた『彩の国』がアイラの力を欲し狙う。両国の関係が悪化する中、アイラは秘密裏に彩の国へと渡り力を発動する。だが、過多な力の発動でアイラは昏睡した。
涼の国のために奔走するアイラに惹かれていくレオンは、アイラを追いかけたが力の発動には間に合わなかった。昏睡するアイラを抱き豊の国の泉に向かい、泉の主の試練を乗りこえ愛する者の目覚めを願う。目覚めたアイラは綻ぶように開花していた、愛の華が。
愛の芽が出ぬ二人の心に、いつからかそれが芽吹き華が開いたのだった。




