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次の人生


買えた。ついに買えた。何が?ゲームが。


ただ、ゲームといってもただのゲームじゃない。


the(ザ・)next(ネクスト・)real(リアル・)Life(ライフ)。

通称『ネクリア』

このゲームはVRMMOだ。

ただ、普通と違うところが一つある。それは“生まれる種族が自分で選べる“のだ。

そのせいで今日がリリース開始日だと言うのに全国の売り場は大行列。大混雑。

販売開始の5時間前から並んで買った甲斐はあるだろう。それぐらいこのゲームはすごいのである。


このゲームのすごいところは種族が選べるだけではない。なんと痛みや触覚、味覚まで再現されているのだ!

まあ、痛みといっても少量の痛みらしい。説明によれば最大でも静電気程度と書かれている。


さて、家に着いた。着替えた。仮眠は予めとっている。トイレも行った。軽く食事もとった。掃除した、洗濯物取り込んだ、会社は夏休みで2月ない!(社長が旅行するらしい。)


よし、準備バッチリ。始めますか。


VRゴーグルをつけて、ゲームを起動する。すると眠るような感覚に襲われ……


ちょっと待て、宅配が来るじゃなかったっけ?

ゲームを一回中断する。


ああ、やっぱり宅配が来る。時刻は30分後だ。どうせまだ夏休み1日目。宅配ぐらい待つか。

待ってる間にこのゲームの設定資料でもおさらいしておこう。


ーーーーーーーーーー


the next real Llifeへようこそ!この世界では、多種多様な種族や生き物が時に共存し、時に争い合っています。

この世界には、大きく分けて3つの種族の分類の仕方があります。

まずは人類。

私たち人間をはじめとして、獣人や鳥人、エルフやドワーフなど、人の形をした友好的な種族が分類されます。


次に亜人。

ここでは、人類に有効的・中立的ながら、言語を持たなかったりする者が分類されます。


最後にモンスター/魔物/魔族です。

これらは人類、亜人に敵対的な者を指します。


この3つの分類はそれぞれある程度生活圏が決まっております。

亜人、人類は世界の真ん中“フォレスト“。ここは、世界で一番大きい大陸です。

魔物、魔族、モンスターはフォレストの裏の暗黒島。ここは地獄とも例えられる、魔物たちの巣です。


世界ができて1000年の間、すべてのものたちは平和に暮らしていました。

獣人、鳥人、エルフやドワーフなどはフォレストの周りの大陸をそれぞれ支配し、新たな国や街を作り上げました。人間もいろいろなところへ旅立ち、新たな国がたくさん生まれました。

でも、ここ100年の間から魔物たちが我々のフォレストを中心とした地域に攻め入ってきました。


このままでは人類は数千年で滅びる運命です。


今こそあなたの力が必要です!異世界から来た者たちとなって世界を守ってください!


byネクリア運営


(数ページめくる)


『魔物プレイをしたい方用世界設定資料』


あなたたちは人間の勇者として世界を守ることも可能です。ですが、魔物となることも可能です。


魔物のあなたたちに守るべきルールはありません!好きなプレイをしてください!

魔物の一員となって人類を壊滅させるもよし、魔物と人類の架け橋となるもよし、周りを気にせず自分の好みのプレイをしてください!


*これはあくまで世界観を知るための設定です。ゲームのプレイヤーとしてのマナーやルールは守りましょう。


ーーーーーーーーーー



ピンポーン


「はーい」


宅配が来た。それを受け取る。何を頼んだのかって?コピー機のインク。黒が切れちゃって。


さて、宅配は受け取った。本日の予定はもうない。再度トイレに行った。水分補給した。資料は読み終わった、片付けた。よし、今度こそ始めよう!


VRゴーグルをつける。すると眠るような感覚に襲われ、意識が暗転する。


***


「もし、もし、起きてくださいませ」


ん?まだ目覚ましは鳴ってない………ってここはゲームか!


びっくりした。ログインって眠るのと同じような感じなんだな。

って、そうじゃなくて、えっと、目の前の人がこの世界の女神様(スタッフさん)かな?

もしくは高性能AI?

じゃなくて、やばいな。結構混乱してる。寝起きみたいな感覚だな。

じゃなくて、とりあえず反応しなければ!

「あ、はい。起きましたけど………」

すると女神様は手を叩き喜ぶようなそぶりを見せ、

「それはよかったです!こんにちは。私は、この世界の創造の女神の一人でございます。早速ですがプレイヤー様、

キャラクター作成に移りたいのですが、よろしいですか?」


メタいこと言うけどキャラクター作成とか言ってるからスタッフさんかな。GM(ゲームマスター)と同じような物なんだろうな。


さて、キャラクターか。何にしようかな。


「まずはじめに、プレイヤー様のキャラネームを確定したいと思います。お名前はなんですか?」


「名前……ソウマ、です。」

まあ名前はなんでもいいから、兄から借りよう。

「ソウマ様……はい。登録しました。続いて、種族をお選びください。」

目の前に選択肢が表示される。


人間(ヒューマン)、獣人、鳥人、エルフ、ドワーフ、スケルトン、ゴースト、ゴブリン、魚人(男性限定)、人魚(女性限定)


この中から何を選ぼうかな。

まず、人間は除外しよう。流石に人間以外を選べることを売りにしているゲームで、人間を選ぶ逆張りはする気が無い。


次にエルフは除外。エルフって美男美女なイメージがあるし。なんか精神的に辛くなりそうだから。

人魚は(女性限定)ってついてるからカット。魚人も……個人的には陸がいいから今回は無しで。


そうなると残りが獣人と鳥人とドワーフ、スケルトン、ゴースト、ゴブリンか。

獣人と鳥人もやめとくか。猫耳だったりハーピー的なのは21歳独身男性がやっても得はないのよ。需要も。


ドワーフもやめとくか。鍛冶の専門家とかは目指す気はないし。


おっと……残りはスケルトン、ゴースト、ゴブリンか……消去法だから仕方がないが、魔物プレイ確定じゃないか?


ゴブリンは嫌だなぁ……なんか汚らしいって言うか……雑魚敵ってイメージがあるし。

もし選んだ人がいたなら申し訳ないが。


となるとゴーストorスケルトン………ゴーストよりはスケルトンの方が現実との差異がなくてプレイしやすいかな?

うむ………となるとスケルトンにするか。


にしても、選び方がよくばりすぎるか……?いや、ゲームなんだし、いいだろう。

別に迷惑をかけているわけでもないし。

うん。そう言うことにしておこう。


さて、早速スタッフさ……ンンッ……女神様にご報告っと。世界観は大事にしよう。


「スケルトンにします。」


「……スケルトン、ですか?決定後変更は不可能ですけど本当にいいのですか?」

念押ししてくるなぁ……決意がグラグラ揺らいで来る前に確定しておくか。

「はい。大丈夫です。」


「……わかりました。それでは、ソウマ様の種族は骸骨(スケルトン)からのスタートとなります。」


「それでは次に、スキルの決定へと移ります。選択肢の中から、10個の好きなスキルをお選びください。」


物理攻撃系統

【剣術・両手剣】【剣術・片手剣】【剣術・短剣】【槍術】【斧術・両刃】【斧術・片刃】【杖術】【投げ技】

【鎌術】【打撃】【蹴撃】【締め技】【牙術】【爪術】


特殊攻撃系統

【炎魔法】【水魔法】【風魔法】【土魔法】【闇魔法】【光魔法】【魔眼】【召喚術】


防御系統

【盾・大盾】【盾・小盾】【盾】【物理耐性】【魔法耐性】【毒耐性】【麻痺耐性】【火傷耐性】【氷耐性】

【眠り耐性】【魔眼耐性】【締め技耐性】【投げ技耐性】【爆発耐性】【ダメージ反射】【刺突耐性】

【反射返し】【回避】【耐え忍ぶ】【落下耐性】【耐久値減少遅延】【体力上昇】【電撃耐性】


その他

【鑑定】【暗視】【占術】【忍術】【飼育術】【忍び足】【察知】【遠視】【聞き耳】【追跡術】【考古学】

【言語学】【合成】【付与術】【錬金術】【奇襲】【隠蔽】【透過】【裁縫】【鍛治】【料理】【木工】【薬剤】

【速度上昇】【常時回復】【常時魔力回復】【魔力増加】【詠唱緩和】【跳躍力上昇】【幸運】【魔法陣隠蔽】

【進化速度上昇】【察知回避】【常時発動・察知確率減少】【調合】【成功確率上昇】【見切り】



多くね?

え?どうしようかな。

すぐには決められないなぁ………


「あの……」

ん?女神様が何か言いたそうだぞ?なんかあったのかな……?


「皆様一度現実に戻ってからスキルをじっくり考えていますよ。よければどうでしょうか?」


一度戻ってじっくり考える……か。

このスキルの多さだとそれが安牌な気がするな。


「では、一度戻らせていただきます。」

「了解しました。では、またお会いしましょう」


すると俺はログイン時と同じく急な眠気に襲われ………


***


「う……ん……」

起きた。

さて、時刻は今16:35。

じっくり考えても今日中にログインはできるだろうな。


さて…‥とりあえずスキルを考えつつ夕飯を作るか……今日は遅くまでゲームをやるつもりだし、夕飯は早めにしよう。

約4000字ぐらい使ってまだ名前を決めた段階なのびっくりです。


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