第61話パトロン2
「「「「かんぱーい」」」」
「お疲れー!どうだった?」(アル)
「楽しかったでござるよ!」(健)
「私も楽しかったです。珍しいものがいっぱいあって目移りしました(笑)」(メル)
「そうか、それはよかった」(アル)
「アルさんは?」(メル)
「本来の目的とは違うけど収穫はあったよ」(アル)
「収穫ですか?」(メル)
「えっそうだけど」(アル)
「メルさんの言ってる意味も分かるわ」(ミーナ)
「なんだよ」
「いやー。アルさんはその少しの収穫を凄まじい売り上げにしますから」
「あー。そういうこと(笑)それで言えばかなりの売り上げになると思うよ(笑)来てよっかた」
チラッ(ミーナ、健)
「えぇ。かなりのものになると思うわ」(メル)
「といいますか、今更なんですが、こんな個室を用意していただき意味ありました?」(ミーナ)
「そうでござるよ!今はいろんな事業のせいでお金が全くないって言ってたでござる」(健)
「まぁそれはそうなんだけど、ゼロじゃないし。それに夏が明けて今休んでる事業+新事業が一斉稼働して、一瞬でお金が増えるから」(アル)
「そうかもしれないですけど...」
「別に借金してもいいんだよ。その分のお金は無駄だしやらないに越したことはないけどな。でも贅沢するべき時はする!そういう感じで行かないと頑張れないだろ(笑)」
~隣の部屋~
ドンッ
「ちょっとそれはあんまりですよ!もうこっちはメンバーも大幅補強して後戻りできない状況なんだぞ!」
「えぇそれは承知しているのですが...」
「承知いてるんならなとかしてもらわないと!」
「すごい声」(ミーナ)
「だな、少し興味がある。聞いてみるよ」(アル)
(五感強化、聴覚超強化)
~隣の部屋~
「そういっても。私たちは主に物流に関する商売を生業にしていまして...それで特に国をまたぐような物流を生業をしているのですが、メイドリーなどで戦争があり一時的に制限されていたことと。これからも少し制限される可能性があるので事業縮小を考えておりまして...」
「それはわかります。でもだからと言って私たちを見放されると困ります!それに私たちへの援助は商売と関係ないでしょう!」
「確かにもともと一方的な援助でした。ですがあなた方が初めての私の商会のパトロンなのです。なので削るとしたらまずここからになるのです。他の役員もわざわざ今じゃなくていいといっておりまして」
「そちらの話は分かりますよ!でもそれは聞きたくないのです!無理をしてもらわないといけないという話です!だって私たちは打ち切られてしまうと解散になるんですよ!それも補強したメンバーを解散させるという話じゃありません!その人たちに追加でお金を払う必要が出てくるので初期メンバ―からすべて白紙です!我々戦闘運用ギルドの『トゥエルブズ』が解散になるのです!」
「ですが私たちも従業員やその家族を背負っていますので。」
「俺たちも同じだ!」
「長年ともにやってきたものたちなのです。」
「俺たちも初期メンバーとは長い付き合いだ!」
「こう言っては何ですが、いくら援助があるとはいえそれがなくなった時に運営できなくなるほど無理な補強をするべきではなかった」
「...それなら、運営が成り立つ程度でいいので少しだけでも援助をお願いできませんか?」
「私たちが求めているのは元考えていた関係です。それを維持してくれるなら...」
「それは虫が良すぎるだろう!詐欺だ!もしそうしたとしてこの先信用できるわけがない!」
「ならダメです。さっきも言ったように私たちは別のギルドに乗り換えるという話ではないのです。完全に手を引くのです」
「しかし!」
「申し訳ないと思っています。では失礼します」
「まって!」
バタン
「クソッ。みんなにどう説明すれば...」




