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旅の合間に - 名前の由来

旅の間のメルとシドのお話です。

そこに、旅の途中の暇を持て余した旅人がいた。

「ねえシド。」

「なぁに?」

「シドの名前の由来って何?」

シドは少しだけ昔のことを思い出した。

「知らないね。なんとなく思いついた名前だから。メルは?」

「私も知らない。」

「なぁんだ。」とシドは興味をなくしてまた退屈な移動へと戻った。

毎日とも言える沈黙が流れた。

「じゃあ考えてみるのはどう?」

そう、メルが提案した。

「考えるって?由来を?」

「そう。お互いの名前の由来を考えてみるの。じゃあまずシドだね。うーんと……。」

メルは考えながら、何かしらヒントがないかと辺りを見渡した。

「シド、シード、Seed……じゃあ、東諸国で言う種のSeedから取ったってのはどう?何かをする種になる〜みたいな。」

「なるほどね。じゃあ次はメルか。確か、どこかの国にメルの穴って言う底なし穴があった気がするからそれとか?底なしの秘密を持ってるみたいに。」

「そんなのあったっけ?」

「確かあった気がする。ほら、あのメルが病気で寝込んだ国。」

「それは知らないわけだ。」

そうやって2人が退屈凌ぎをしていると、いつの間にか日が暮れてきた。

「これは今日も野宿だね。」

無慈悲な言葉をシドが言って、メルは駄々をこねた。

メルの穴は、本当に存在するのか曖昧らしいですよ。

曖昧なのは、メルに似たり寄ったりですね。

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