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奴隷でもチートを目指す  作者: sterl
二章 殺意とストレスは親友
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15話 新たな日常 就寝

「寝袋が支給されるとか、どんな贅沢だよ」


「そこまで贅沢じゃないと思うけどな」


 だって地面の上で寝袋だぞ? 普通にアリとか入ってくるし、そこまでいいもんじゃ無いだろ。


「そんなことねぇよ。寒さを和らげられるだけで十分だよ」


「まあ、そう考えればまだマシなのか」


「そうそう。第一お前は高望みしすぎなんだよ」


 高望みかぁ、全然そんな気無いんだけどなぁ。やっぱり日本に居たときの感覚のままじゃ駄目なのかなぁ?


「それよりも早く寝ねぇと、明日も早いぞ」


「そうだな。……さて、今日は何時間で寝付けるかな?」


 昨日は2時間位してようやく寝付けたんだよな。


「俺は一時間だ。俺はもう寝るぞ。おやすみ」


「おう、おやすみ」


 ……星が綺麗だなぁ。天の川みたいな星の集まりのようなやつは見えないんだな。せっかくの夜空なんだからあれば良いのに。


 ……はぁー、こんなにのんびり出来るのも今だけなのかな。これからは監視をどうやったらバレずに殺せるかとか、そんなことを計画したり実際に殺ってみたりしないといけないからなぁ。忙しいなぁ。


 ……そういや俺っていつからあいつらを殺そうと思ったんだ? ……昨日からか。あまりにも酷い仕打ちに絶望したんだっけ。……あれ? 今の生活に特に不自由感じてないよな。あくまでも日本と違っているだけであって、昨日もそのせいで絶望したんだよな。ならそれに慣れちゃえば殺す必要無くね? よし、誰も殺さないと仮定して考えてみよう。


 ……駄目だ。あいつらを殺さないと俺の何かは満たされない。なんでだろう、どうしてもあいつらを殺さなければならないと感じてしまう。それを放棄したら自分は狂ってしまうだろうと、間違いなく思える程に。


 ……この世界に来て、俺は変わっちまったんだなぁ。多分今のまま日本に帰ったとしても普通に生活するのは無理だろう。発狂する自信しかない。まあ、そうなったら間違いなく殺人鬼になるだろうな。


 …………人殺し、かぁ。俺はすっかり変わっちまったんだな。日本での栗原永海(クリハラナガミ)はもう居ない。ここにいるのは、ケンという、新しい自分だ。

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