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位相  作者: 尚文産商堂


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68/68

360°

それからというもの。

あんずは俺と引っ付きもっつき、あちこちで一緒にいるようになった。

あの日から1週間たち、1か月たち。

そして俺も杖を突かずに歩けるようになった3か月後からも、俺のことをかばってくれながら一緒に歩いてくれている。

身体に杖はいらなくても、心に杖はいるのかもしれない。


放課後、教室から出るともうあんずが廊下で俺のことを待っていた。

まわりも俺らのことは薄々どころかガッツリとわかっているようで、もういることとかも教えてくれる。

「待ったか?」

「今着たところ」

そんなはずはない。

クラスメイトから教えてもらっているが10分はここで待っているはずだ。

「んじゃあ帰ろうか」

「もちろん」

俺はあんずの横にやってきてから一緒に歩きだす。

言葉をかけつつ、今日あったことをあんずが楽しそうに話してくれる。

俺はだいたいは相槌を打つぐらいだが、そんな顔をしてくれているあんずも好きだ。

こけそうになったときにも、悲しくなった時にも、この表情を見れたら大丈夫だ。

そんな安心感が、あんずの顔つきにはあった。

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