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位相  作者: 尚文産商堂


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67/67

349°

再び周りの風景が見えるようになったころ、あんずはそれでも俺のほうを見てくれていた。

「やっぱり恥ずかしいね」

「そうだな」

これは二人だけの秘密、ここでしたのは全部が秘密。

そうは考えたものの、きっとどこからか漏れて伝わっていくんだろう。

それでも俺は構わないと考えていた。

「これから、よろしくね」

改めて、といわんばかりにあんずはうれしそうな顔をして俺を見てくる。

「ああ、これからも、よろしくな」

握手、とはいかないが、それでも俺らは結ばれた。

今はそれだけで十分だろう。

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