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位相  作者: 尚文産商堂


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49/59

228°

月日は流れていく。

そして俺は退院を迎えた。

なんといっても1ヶ月間もベッドの上から動けず、さらに並行してリハビリもしていたから、外の光が余計眩しく感じる。

「かなめくん」

退院して親が迎えにきてくれていたが、そこにもう一人追加されていた。

「あんずか。わざわざ出迎えてくれなくてもよかったのに」

どうせ近所だし、すぐに会うことができる。

それを知っていてもなお、俺はここであんずと出会えることが嬉しかった。

あんずは、あの魂が入れ替わった時から1週間くらいで退院できたらしく、もう学校にも戻っているらしい。

「ねえ、いつになったら学校にもどるの?」

「復学の予定は来週の月曜日からだけど」

「じゃあ、明日どこかいかない?」

ちょうど日曜日だ。

遠出はまだ無理でも、近所ぐらいならいいだろう。

運動とかはまだまだできずとも、歩いていくぐらいならできるはずだ。

「いいぞ」

「じゃあまた明日ね。私、またしないといけないことあるから」

たったかと言いたいことが言い終わると、あんずは病院の中へと入っていく。

とはいって何をするのかは聞かない。

俺も明日のことを考えながらも、親が運転してくれる車に乗り込んで、家へと戻った。

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