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終わりは桜で ~死咲~

それはさながらカーチェイスだった

カーチェイスである

何回も言うと舌をかみそうなカーチェイスであった

その運転もさることながら、相手もそれを何とか追いつかせないほどのスピードで山道と言う曲がりくねった道を猛スピードで曲がるのだ

それはまっすぐな高速などでの時速八十キロなんてものじゃないほどのスピードを三人に襲わせる


車の中の天井に吊皮があり、それに捕まるものもいればつ絡まらな強者もいた

三人は必死でそれに縋り付くが、曲がるたびに腕が嫌な音を立てる


それは今までとは格段に急な下り坂だった

そしてそれは突然だった、白いガードレールを黒い物体が

突っ切って黒い闇の中に消えて行った


その光景にあ然としながら白い車が止まる

連絡ですぐに応援が駆けつけ黒い車を確かめることになったのだが

恐ろしいことにそこにいたのは、消えたはずの視人だったのである


それは謎を呼んだ、果たしてなぜ視人が、敵の車にいたのか

それが脅されてなのか、洗脳されたか、または、

始めから敵だったのか、どっちにしろ彼らには分からない

そしてとある施設に送る、それは電脳死亡解剖研究所

通称ゾンビである

彼らは死人の脳をいじくり生前の記憶を呼び起こす

その結果肉体再生は無為でも脳の記憶のみであるならそれは可能であった


結果は二十四時間もかからない

ほとんどのものがゾンビを離れ基地に戻っていた

しかし気にならないはわけがない、それが一体どういう事を示しているのか

しかし悩みわしても誰も焦りはしない、その焦りこそが相手の考えかも知れないのだから


その研究所では死んだ脳を取り出していた

中には脳だけ取り出す輩もいるが、今回はそのままそれがあった

そして脳だけではなく体もその検査には必要な肉の一つに変わりはなく

そしてそれもまた十分にあるのであった


機械の中で意志の実が再生される

彼らは文字にしてその電脳世界によみがえった人格に尋ねる

それは、一方的に強要される質問

どんなことでも、隠せない物である


しかし不思議なことにどんな質問を打ち込んでも、一向に反応しない

まるで本当に消えた日からよもがえったゾンビのように

彼らは意識がある日まで尋ねてみることにした

そしてわかったことは、消えた日で記憶がぷっつりと途切れ

それ以降は一切脳が動いていないという事

しかし不思議なことに今日まで肉体は生きていた

それは冷凍保存などではなく毎日動いている跡がある

だとすれば、本当に彼らはゾンビのように今日まで意思がなく肉体だけ生きていたことになる、そしてその肉体が致命傷により死んだことから

それが不死身ではなく、何らかにより意識なく生きていたことになる

それは誰にも分からないことであった


「どういう事なんでしょう」新米隊員は基地に残らず

体長に言われてゾンビに来ていた、そしてそれを聞いて思わず聞いた

しかし誰ひとりわかるものはいない

しかしそれはとある危険を感じさせるものであった

さすがに意思無くして人間が何年も分にに暮らせるだろうか

すなわちそれは何らかの意思を持って違う何かがこの世界で人として生きて来ていたことを示していた



意志が言う

私は間違っていないと

感情が言う

誰もきずかないと

そして我々は思う

もう待ちくたびれたと


誰も何も言わないこの世界

始まってしまえば止めるすべはない

それでもよかった

しかし奴らは気づいてしまった

その瞬間我々は生まれた

目覚めてしまったのだろう


事実、簡単なことだ誰も気づかなければ誰も騒がない

そして何か気づいても消してしまえば変わらない

我々は急激に切られそしてかられていく意識の中で

奴らに乗り移った

それは実に簡単なことであった、奴らが我々の意識を消すように

我々も奴らの意識に入り込んだ、そしてそれはどんどん加速した

桜に触ったものはすべて入れ替わった

いや触れるだけではない、近くを通っただけでもそれに入れ替わる

中には木を離れるものもいたそう言うやつは

自分の存在が消える前に人にはいらなけらば消えて行った

ただそれだけだ、われわれに止める意思はない

ただそれを知ってしまえば止めることは無理

神経ががそうさせるのだ、これでは無理である

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