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オレンジの蕾炎

オレンジの街灯に公園の木々の

幹が照らされて


枝先の蕾は小さな炎のような形を

してほのかに灯る熱を護っている


夜の公園のブランコは


大人の乗り物だった


誰の目も気にせずに


大口開けて


目を輝かせて


風に乗る


その目の奥に眠らせたもの


小石を蹴って


解き放ってみたいそんな


時だって大人だって


夢があるんだって


目の奥に眠っている


蕾のような炎を


冷たい嵐に吹かれても


消さないでいたい


その蕾を


あの夕陽に


オレンジの街頭に


あてて


照らされて


いつか花開く夢を


あたためて


その灯火を護りながら


冬の眠りについていく


やがて


朝焼けにオレンジの涙が輝く


小春日に桃色の花が咲く


その花はやさしい花よ


たくさんのやさしい花よ


抱えきれない涙が


曇り空から降り落ちる


雪にもなれずにすぐ溶けた


心の深い土の上に落ちてほしい


悪い夢だけは


この土と、木の根の聖が


食べてあげると囁いてくれるから


浄化された涙が


木の幹を駆け登る


あの人の優しい涙は


この幹をとおって


上へと流れてほしい


あの蕾に届くように


やがて


朝焼けにオレンジの涙が輝く


小春日に桃色の花が咲く


その花はやさしい花よ


たくさんのやさしい花よ

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― 新着の感想 ―
冬になり葉が落ちた木々の枝も、よく見れば小さな炎のような蕾がありますよね。最近、その蕾を見つけたところなので、この詩の情景がとても伝わってきました。 「夜のブランコは 大人の乗り物だった」、この一文…
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