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夕刻の浜辺へ
夕刻の浜辺へ
車を走らせれば
水平線のうえ
サーモンピンクの雲に空
西の彼方に 山肌に沈み行こうとする太陽
それはそれはオレンジで
オレンジが輝いて
目に優しいオレンジで
眼にただ優しくも
光り輝き
歓喜をあげてオレンジを
瞳に浮かばす
笑顔も夕陽にそまって
フロントガラスは弾け散って行く
雲は恋して水色とピンクの
水彩絵の具を水蒸気いっぱいに滲ます
南の空に北風に吹かれながら
白銀の牙の様な三日月が
ポツンと夕陽を見つめていた
太陽と月の恋模様
この瞬間だけは動けず
ただ黙ってくぎずけになる
トンビもゆっくりと旋回をし
見守っている
夕陽が沈み
オレンジが白銀にとけた
月は黄金色に染まっていた
潮騒の音と白波のような雲が
夜空の帯となり
ふたつを結ぶ
宵が色濃く包んで行く
あとは星の輝きをまつばかりと
月が黄金に微笑む




