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騎士と農民
私達が、ブロー君の元へ辿り着くと何やら一悶着あった様だ。
「我が領民ではない事が問題なのですよ。彼らは隣の村人です。美味しい野菜を売りにくる農民の方々ですよ。」
「村?リトーナがこの国の最果てだろ!?」
「いいえ、リトーナ領は最果てではありませんよ?」
お祖母様がブロー君と騎士の会話に割って入った。
すると騎士達は驚きを隠せないでいた。
「その先は私から話してもよろしいかしら?」
そしてブロー君は物凄い勢いで地に頭をつけていた。
「皆、頭を上げなさい。リトーナ卿、子息達を屋敷へ。ユーナちゃんは残って。」
リトーナ卿は返事をし、ブロー君とカルティエさんを連れて地面に触れて移動し、屋敷へ向かった。
「私の領土の最果ての村の名はノーファ。そして、そこの村人達は世界を救えもするし滅ぼす事も可能な人材とだけ言っておきましょう。」
「そんな村があったとは・・・。いや、しかし・・・。」
「納得いっていない様ね。どなたかここにいる彼女と決闘でもしてみる?」
「どう見ても農民だろ!!」
「見た目で判断しない方がいいわよ?」
「舐めた事を!そもそも、ここで女王を仕留めれば!」
騎士は唐突に剣をお祖母様に向けた。
「何だと!?」
私は持っていた牛蒡でそれを受け止めた。




