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それからはカナにナビしてもらいながら道中の魔物を倒して懐を厚くしつつ、武器防具自動作成をした。
したはいいんだが…
[もっと他にあったろ…]
何故にヌンチャクと胴着？
俺に拳法を習えってか？
『メーカー名をご覧ください』
[メーカー名？]
そんなのがあるのか…
異世界なのに近代化風に見えるな
【神の御技
総監督、神様】
はっ？
[何だこれ]
『神様自ら手掛けたメーカーになります。』
[なら製作者でいいだろ。
何で総監督？
しかも神の御技ってどこに力注いでんの？]
映画じゃないんだから…
いや映画並みに力を入れたのか？
『それは、デザイン・寸法・製作・梱包全てご自分でなされたからです
創造主はいつも本気です』
でしょうね
ご丁寧に段ボールで発送とか現代じゃん
ちょっと開けにくかった
ハサミもカッターも無いんだもん
つかヌンチャク作るとか…
[はぁ、分かった
で武器防具の能力は何だよ？]
神様監修ならまたトンデモ能力が…
『武器の方がひたすら硬いので武器破壊の心配ございません。
防具は耐久度が高いので大抵の攻撃を弾いてくれます』
ん？あれ？
[それだけ？]
『はい』
期待を裏切られたー‼
ぶっちゃけ身体能力より武器とかの方が期待したのにー
『創造主曰く、身体能力高いんだからこれで余裕、だそうです』
[そうですか(棒]
『後、安全な世界から来た異世界人のイージーな殺し方は剣とか槍よりも棒とかによる殴殺の方が向いてるそうです]
まぁ確かにいきなり血を見るよりか殴った方がいけそうだけど
[やっぱり危険な世界だなぁ]
『申し訳ありません。諦めてください』
うん、四の五の言ってもしゃーない
早く出口を探さないと
『もうすぐ出口です』
…適当に移動してたはずだが
いつ誘導された？
[触れないでおこう…]
何か神様から【賢明ね】って聞こえた気がするがとっととここから出よう
そして、やっと外に出たと思ったら
[……森？]
『森です]
[何で森？]
『櫂斗様が転生した懺悔の間は高レベルダンジョンです。
なので必然的に魔境辺境に飛ばされるのと同義です]
そうなるのか…
まぁRPGでも似たような感じだけど
[てかちょっと待て
魔境辺境ってそれ魔物も強いんじゃ？]
『その通りです』
言うが速いか唐突にズシンと重たい音がした。
[うひゃっ！]
ちょっと待ってマジキツイ。
マジメンタル何とかして！
持たないよ‼
そして足音の正体…巨人が姿を現した。
[……タイタン？オーク？]
『ジャイアントです』
ジャイアントかい‼
そのままだったね
