二回戦
次回投稿は大晦日か来年になりそうです
来年もよろしくお願いします。
「さて、此処で第一回トウム君強すぎて制限受けちゃった…どうしようか?会議を執り行いたいと思います」
ルリが仕切っている
「はい!」
俺は挙手する
「どうぞ!トウム君!」
「あくまでも直接攻撃以外ならOKなのだから、空いてからすればより嫌だと思うぞ?全員に身体強化に完全防御結界に魔力供給などなどでな」
俺は自信満々に告げる
「…さいですか………はぁ…」
みんなため息をついている
はて?何故に?
そして、二日目
俺たちはシードのヴァルリー王国との闘いらしい
そして別の組は今日が対戦らしい
別の会場で同時スタートだ
「くっくっく…そこにいる平民は攻撃できないそうじゃないか?どうせそいつだけ強いのだろう?残念だが僕達が勝たせてもらう」
金髪の残念そうな貴族の坊ちゃんがほざいてるw
黄色い声が煩い……あいつら、焼こうかな?
ダッ、ダメだよ⁉そんなことしちゃ⁉
ん?声にだしてたか?
だしてた、だしてた。もう、気をつけてね?
てな感じでルリに叱られた
「試合開始!」
「魔力解放!《魔力供給》《身体強化》《防御結界(完全)》《完全接続》」
俺は一気に補助をつける
「いくよ、《炎蛇》」
ルリは召喚獣炎蛇をだして、炎蛇は眷属の火蛇をだして相手を囲む
「数多ある雷よ、《雷球》」
タローは雷球を蛇達の周りに展開して蛇達は雷を帯びる
「数多ある風よ、《風球》」
スールは風球によって蛇達の火の勢いをあげる
「数多ある水よ、《水球》」
リアは水球を蛇達にあたらないように配置する
本来ならこれは学生にはできない芸当だ
いくらこの仲間達が優秀でも、今現在の実力ではこの仲間達はいや、それどころかこの世界の人にはできない
これは魔力供給と身体強化と完全接続によって事実俺がほぼ制御しているからである
《月影の統率》に似ているところはある
「「「「「チェック!」」」」」
全員で合成魔法の発動条件をハモる
「「「「「メイト!」」」」」
セカンドでの序列E級合成魔法が発動する
名を《炎蛇大瀑》
炎を豪炎に火を業火にして、火と水と風以外の魔法を纏わせて水蒸気爆発を引き起こす魔法で、合わせる魔法の威力によってE級~SS級まで序列がある
霧がはれて見えたものは何もなかった
その代わり、対戦者は、会場の結界にヒビをいれて倒れていた
「しょ…勝者、リュオン帝国!」
~出場者の宿にて~
「明日は決勝だな……めんどくさい」
「トウム様?小耳に挟んだのですが、トウム様は既にご結婚されていたのですか?」
ボーッとしてたらアリスが聞いてきた
「うん?そうだよ?有名な冒険者らしいね」
「そ…そうですか…ありがとうございます」
そう言いアリスは他の皆が集まっているところへ行った
「やっぱりご結婚されてたみたい。しかもあの月影の獅子だつて…」
「そ…そうなのですか…わ…私達は…捨てられるのでしょうか…」
「そんなことはないと思われます。あの方はお優しい方です。そんなことされません……勘ですが…」
「大丈夫よ。人魚族の勘は全種族の中でも能力扱いされるほど当たりやすいからね?城に居た時に全種族別の本を読んだわ」
「悩んでいてもしょうがありません!行動しましょう!」
「そうですわね」
「ですね」
「頑張りましょ~」
かくして…闘技大会の裏で従者達の捨ててもらわないように尽くそう作戦が開始された




