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地球裏の世界事情  作者: 龍刀
魔法学院へ行こう
22/55

規格外其の二

やっと二章の本題に入れそうです。よろしくお願いします

ウィランの顔が効くので特に困ることもなく、王都に入ることができた


そして、ウィランの案内で学院へ入り、編入試験を受けることとなった



「それでは、編入試験を行います。担当は私、ランドルンがさせてもらいます。まずはこの測定器を各所に付けてください」

そう言われ、ヘッドギアと籠手的なのとを付ける

「…付けましたね?では測定しますのでじっとしていてください」




ランドルンさんが手元のコンソールを操作する

光が発せられ、測定器が爆発する




「んっ…?壊れた?」

まさか…テンプレ展開かっ…!

今回はよりテンプレだなぁ…




「うわぁぁぁぁ!トウム君っ大丈夫ですかっ⁉」

「はい、なんの問題もないですよ?ところで、測定値はどうですか?」

「あっ…はいっ…測定値…はと……へっ?999999999999999・・・・・・・?…読み取れません。水晶が…9で真っ黒に…」

わぁいっ異世界補正乙ぅぅぅ!



「先生っ!気にしないで次行きましょう次っ!」

そう言って次に行く俺達




……第一演習場



という訳でっ!やって来ました第一演習場っ!



「先程は取り乱しましたが、気を取り直して魔法模擬戦をやってもらいます。対戦相手は魔法騎士団長様です。負けて当たり前ですので、戦い方をみます。お互いに準備が整いましたら合図をお願いします」

只今、クールビューティーな騎士団長さんと対峙しています

スレンダーなお方です

目はキッとしていて、お顔は整っています



「俺は大丈夫です」

「…私も問題ない」

なんと…無口キャラな確率がありそうです

親友の彼奴が喜びそうです




「それでは…模擬戦…始めっ‼」




スタートと共に中級闇空間複合魔法《闇拘束》を発動する

あらゆる空間から黒い手が騎士団長さんを追いかける

「っ…この程度っ!」


騎士団長さんは魔法を出して破壊しようとする

まあ、あの人にはまず無理だろう




闇拘束は相手の魔力を糧にすることが出来る


魔力の純度が高いほど黒い手は壊されやすい


より正確には、術者以上の魔力純度が必要となる


純度を高く精製する為には魔力操作時に意識せずとも気力を混ぜないように出来れば純度は高くなる



これらの事から純度がかなり低い魔力を使う騎士団長さんは破壊が出来ない



…考察終了



あっ…騎士団長さん遂に捕まった



「ふう~やっと捕まったか…」

そう言いながら、上級魔法《焔槍大祭(フレアランスカーニバル)》を展開する



千本あまりの焔の槍が騎士団長さんを囲い込む



「くっ…魔…魔力が…」


そんな事をしている間に闇拘束は魔力を吸収して、騎士団長さんの魔力は既に虫の息

一応、魔力1で止まる設定だから普通は大丈夫だと思うけど…



「闇拘束解除……んで、騎士団長さん?降参してくれる?魔力枯渇になってると思うけど?」

「くっ…わ…私は…降参…など…しない…」

「あっそ…んじゃあ、おやすみなさい」

あまりにも強情だったので強制睡眠を発動させて戦闘不能にする




「ランドルンさん?終わりましたよ?」

俺はまだ呆けているランドルンさんに話しかける



「はっ…ま…まさか…合格するなんて……コホンッ…トウム君、おめでとうございます。この度の編入試験は合格です。学院についてのご説明ですが、制服はありません。従者は一名のみ許されます。寮は零寮の11号室になります。午前8時までに登校してください。授業は理論と実技があり、無許可での限定された魔法は禁止。鑑定、探知、連絡の魔法は使用可能です。クラスは明日、職員室にてお伝えしますので、出来るだけ早くきてくださいね?質問はありますか?」

「大丈夫です。ありがとうございました。それでは、失礼します」




俺はウィランが待っていると言った場所へ向かう




「ウィラン~一応、受かったぞ~」


「そうですかっ!トウム様なら簡単かと思いましたが、少し不安だったのです。ク、クラスはどこですか?わ、私はSクラス、なんですけど、お、同じになると、いいですよね?」

と一生懸命見上げながら言ってくる



「おう、模擬戦の相手も騎士団長という割には弱かったしな」

あの人は弱かったな~

魔法騎士さんとはきっと剣が使えたらもう少し楽しめたのかな?



「へっ…?本当ですかっ!」

ん?どうしたんだ?

今の会話に驚くとこあったか?

「魔法を使う騎士団長とは目がキッとしていてスレンダーな…」

「うん、その人その人。なんか拍子抜けたね。あんな魔力の練り方だと、純度の高い魔法が打てなくて当たり前。上級魔法すらも出来ないんじゃないのかな?才能はありそうだから、観察すればすぐ気づくと思うけどな~勿体無いな…」



…あれっ?なんか絶句してるけどどうしたのかな?

まっいっか…



「なあ、俺は今から散策してくるわ。また後でな」

そう言いながら街へ繰り出す俺…




という訳で、王都を散策中なう

いろいろなお店をみてまわっている

武器屋や道具屋、魔道具屋などなど

暫く歩くと大きな商会を見つけたので素材を換金してもらう為に中へ入る



「すいません、素材を売りたいのですが、ここで買取はしてますか?」

すると受付嬢が

「買取はしていますが、ランクCからの買取になっておりますのでご了承ください。彼方の窓口にてお願いいたします」

と言い、右を指す

「ありがとうございます」

俺は買取窓口へ行く



「すいません、素材の買取をお願いしたいのですが…」

「はい。買取でございますね?それでは、此方の盆に乗せてください」

「わかりました」

そう言いながら、ダッシュしながらの片手間で狩ってきた奴を馬車の中で解体した獣を取り出す


…どんどん出す。どんどんどんどん出す。どんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどんどん出す


はい、すいません。自重すべきでしたね。買取のお姉さんも目、見開いてますよ

ダッシュしながらの片手間でもかなり蛇行してたからね

巣を襲ったりね

これじゃあ俺が獣だわ…

よし、明日から自重しよう!



「これ…貴方が本当に狩ったの?全部、ランクA以上じゃない…しかも…こんなに状態がいいなんて…」

お姉さんは素がでてるようだ


「えぇ、いや~思った以上に雑魚かったんで狩りすぎました。はっ…まさか…狩りすぎたらダメとかありますか?」

「いいえ…ありませんが……すいません、鑑定いたしますので、此方におこしください」



てな訳で奥のお部屋なう…

一応、買い叩かれないように視ておくか…


「お待たせいたしました。鑑定の結果、白金貨1000枚で買い取らせていただきます」

…ふむ、嘘ではないな

むしろ、少し色をつけてくれている…いい商会だな…



「ありがとうございます。それでお願いします」

「では、此方が白金貨1000枚になります。数えられますか?」

「いえ、そちらを信じさせてもらいますので結構です」

…視れば簡単に確認できるしな



「ありがとうございます。これからも当商会をどうぞよろしくお願いします」

そう言われたので、早速…



「じゃあ、何か冒険で使える物とかありますか?」

見るだけ見ようと思っている

白金貨1000枚はかなり高額だから困りはしないだろう



「それならば、女の戦闘奴隷はどうでしょうか?上級の冒険者にとても人気で役に立つと感想をいただいております」

「そうなんですか。とりあえず見せてください」

「此方になります」

そう言われて、奥から地下室へと案内される



地下室なう



薄暗い地下室には薄っぺらい服を着た幼児から大人まで個室で鎖に繋がれていた

これが黒竜がクソと言っていた文化か…

セカンドの奴隷はかなり良い待遇だった気がするが…

これがカルチャーショックか…



「この部屋全てに第一の勇者よりもたらされた技術。マジックミラーを使用させていただいておりますので、奴隷に我々は見えません」

とのことだ



結構現代だったんだな第一の勇者の生きた時代は…



「此方の区画が女の戦闘奴隷の区画でございます。私は此方にいますので、気にいった奴隷は此方まで札をお持ちください。一枚壁に貼り付けておりますので…」




俺は区画を歩き回り、どのような感じかを視て回る

その中に、ズバ抜けて魔力の高い人を見つけた

その人の札をキープする

俺は区画の入り口に戻り札を見せる



「この娘でお願いします」

「ありがとうございます。確認いたしますが、本当にこいつで…ダークエルフでよろしいのですね?」

「はい」

「では、料金は白金貨1枚いただきます。…はい、それでは契約いたしますので、奴隷に着ける輪をお選びください」

「腕輪でお願いします」

「あら?マイナーな輪にされますね。…っと、わかりました。此方の腕輪に血を垂らしてください。これで契約は完了です。連れてきますので少々お待ちください」

そう言いすぐに奴隷を連れてきた店員さん



「本日はありがとうございました。またのお越しをお待ちしております」



見送られて商会を出る俺達…


まずは…この娘の日用品だな…

服屋はさっき見つけたからそこに行くとしよう…



「さて、俺の名前はトウム・ツキカゲ。最近ここに来たばかりの田舎者だ。よろしく頼む…」

ダークエルフに話しかける

「…よろしく…お願い…します…私は…アリスと…申します…あ…の…私は…ダーク…エルフ…なん…ですよ…?気に…なら…ない…の…?」

「うん、全然。とりあえず、アリスの日用品買いに行くよ?」

「はい…」


…元気ないな

無理もないか…




あの後、日用品を買って零寮の11号室へ帰った

シャワーを浴びて綺麗になったアリスはかなりの美少女だった

アリスはボロボロと泣きながら、ご飯をたくさん食べていた…


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