説明
誤字脱字等ございましたらお教えください
「とりあえず、落ち着いた?」
ローシャがノエルに聞いている
「はい…それでも…こんなことってあるんですね…まさか…私と同い年くらいの父上だなんて…」
まあ、それもそうだね…
見た目だけだと俺の方が年下だし…
「ところで、他の奴らはどうした?俺は今から時空転移で異世界を探検する気なんだが…」
「あっ、大丈夫ですよ?連絡済みですから」
「トオぉぉぉぉムぅぅぅさぁぁぁぁぁまぁぁぁぁぁ」
うわっ⁉なんかダッシュしてきた⁉
うおっ⁉こっちは魔法陣っ⁉
妻達が全員集合した…
~只今説明中…暫くお待ちください~
「…というわけで、転移まで五秒前…四…三…二…一…零…」
光が俺達を包み込んで世界が廻る
グルグル廻る…ウェッ…酔ってきた…気持ち悪ぃ…
暗転…
ふう~…やっとついたな…
あれっ?ここは森の中だな…
てか…妻達いねぇし…
念話飛ばすか…
ーーローシャ、情報収集よろっ‼俺はテキトーに集める…
ー了解いたしました…皆に伝えておきます…お気をつけて…
さて…楽しむぜっ‼
という訳でまずは金になりそうな獣を倒して持っていくことにしよう
探知………東2km…大きな生命反応…
よし…行くか…
そうして、森の中を駆け抜ける俺
走ってみて思ったが、異世界トリップの定番のように身体能力が上がっている
重力がかなり軽いらしい…向こう以上にチートなのかよ…
恐ろしきや月影家…まさか、爺さんの扱きがこのような形で報われようとは…
*注意!
地球での刀夢も十分異常です
おっ…あれは洞窟だな…おそらく…彼処が巣なんだな…
近づいてみると、改めてその大きな生命の力に驚く…
これは大物だな…腕が鈍っていないといいが…
そう思っていると、奥から黒竜が顔を見せた
「ニンゲンよ…何をしにきた…用件次第では汝を焼くぞ…」
おおっ!しゃべった!
「何をしにきたって…ここにでかい生命反応があったからきた次第だ」
「そうか…少し尋ねるがニンゲン。汝の周りにある神気と魔気はなんだ?この世界の者ではないだろう?」
すげえな…まさか天叢雲とグラムのオーラが視えるとは…
流石ドラゴンだ…
「よくお分かりで。もしかして、この世界は異世界人がしょっちゅう来るのか?」
一応、油断はしない方がいいだろう…俺の実力がどれくらいかわかんねぇし…
「成る程……いや、最後に異邦人が来たのは千年前だ…噂ではまた召喚するらしいが…儂は永い時を生ける竜種だからな…いろんなものを見てきた。異邦人は全員が全員、異常なまでに強かったよ。ただよく、異種族を見てはしゃいでいるのに加えて、良い奴など一人もいなかったがな…それぞれ、国の戦争の為に呼ばれ、勇者と呼ばれたが、全員が腐った連中だった…エルフ、獣人なんかをひたすら奴隷にしたりな…それまでは奴隷制度などなかったのだが…汝は違うみたいだな。今迄の異邦人はそのような神気など纏っていなかった。神気は唯のニンゲンが使えるようなものではない…あれは神獣や神、又は神の強い加護を得た者のみだからな」
長え…息継ぎなしでこれだけしゃべるって…肺活量パネェっす…
「へぇ~そうなのか…まっ…当たり前だな。俺は自分の意思で此処に来たからな。俺の世界には魔法や亜人なんていないが、その世界の内側は似たような世界だし。既に慣れてるよ。んで、俺としては異邦人を知る貴方に世界情勢を聞いておきたい。いいだろうか?」
「ほぉ…そういうことか…良いぞ。この大陸は四つの国で出来ている。うち二つは人の国家、一つは獣人の国家、一つは妖精族系の国家だ。海を越えれば別の国家があるらしいが、儂は行ったことがない。種族間での溝は深い。ニンゲンは数とバランスのよい特性で二つを圧倒している。しかし、限定都市にいれば安全は確保されている。基本的にな…」
ふむふむ…とてもよく聞く話だね…
決めた…ニンゲンの国でまずは学校のような教育機関に入る…そして、未来を担う者から厚生しよう…
そして冒険者になって改革を進めよう…
やべぇ…楽しくなってきた…
「OK、だいたい分かった。とりあえず、ニンゲンの国の教育機関はあるか?そこで学んでみたいんだか?」
「ああ、此処から東にあるにはあるが…あそこは魔法実力主義でな。基本的に貴族しかいけない。平民はなかなか魔力を持たないからな」
これまたよく聞く話だね…
「大丈夫だ。これでも魔力はあると思う…ほらっ…」
そう言い、封じていた魔力を解放する
「グッ…これはやりすきじゃっ‼抑えよっ‼」
…叫ばれた
えっ…そんなに凄いの?
異世界補正第二弾ktkr
明らかに前より魔力が上がっている…
これだよこれ…これを求めていたんだ…
一度はやってみたい異世界トリップのテンプレをなっ‼
まあ、そんなことは置いといて…
「分かったよっ。つまり俺は手加減した方がいいっとことだね?ありがとう。また今度ね!バッイバ~イ」
そう言いながらダッシュで東を目指す
…話のわかる黒竜とのお話でした




