あまおうのモナ王
「チョコモナカジャンボのほうが美味いのは分かってるんだけどさ」
アイスマン・年往。バニラモナカジャンボとの比較では無さそうだ。
「モナ王は限定の味が豊富なんだよ」
お口の恋人ロッテ。『若きウェルテルの悩み』のシャルロッテから名付けられたのは、あまりにも有名だ。
「勝てるとしたらそこよね」
限定品も一年に1シーズンでも出番が回ってこればよいが、何年も見なくなっている味もある。
「ぷりん大福とかプリントーストとか好きなんだけど、モナ王にもプリンがあるんだよ」
でたとこプリンス。
「トシだけじゃなくて、みんな好きよ」
やんごとなき甘さが、紅をとろかせる。
「これだけじゃないんだ。コーヒーやクランキーもあるんだよ」
ロッテの本領発揮だ。クランキーエクセレントが、手の届かない存在になりつつある。
「コーヒー味、食べたこと無いわ」
三重野作品のキャラは、みんなコーラセマンが好きである。
「あずきと抹茶もあるんだけど、紅さんは抹茶味苦手だったよね」
あずきの国といってもいいくらいあんこスイーツの宝庫である三重県。
「苦手ってことは無いけど、みんなが好きなほどには食べないわね。お茶もほうじ茶のほうがよく飲むわ」
会議に出されるのは緑茶が多いが、玉露になるとコーヒーよりも遙かにカフェイン量が多くなる。
「お茶スイーツで選ばれるのはこの二強だね」
紅茶で様々なフルーツテイストの物があるが、お茶としてはあくまでも紅茶である。
「カップアイスのラインナップが目まぐるしいわ。モナカでもきっと出来るハズだと思うけど」
チョコバナナ味も、是非。
「どんなに商品の魅力があっても、狭いコンビニ店内でそのポジションを獲得するのは、並大抵のことじゃ無いよ」
年往は大袈裟なきらいがあるが、このほうが人生を楽しめるだろう。
「ほんとにね。セブンの焼きラーメンを見掛けたんだけど、その時はお腹が空いてなかったからまたの機会にしたの。そしたら、もうどこを探しても置いてないのよ」
「コンビニメシは一期一会だよ」
旅行先でたまたま入った料理屋さんと、初めて会ったとは思えないほど意気投合することは無いだろうか。そんな貴重な経験だが、その人と出会えたのはそれが最後だったということが往々にしてある。
「いちごで思い出したけど、モナ王にもあったわね」
紅も連想が止まらない口である。
(紅さんはADHDなんて一言ではいえないけど、ジョブズやアインシュタインやそういった天才たちと共通してる癖は多いんだよね)
「うん。あるね、いちごのモナ王。残念ながらあまおうではないけど」
これは真っ先に商品化したいところである。
「モナカのクオリティも今後期待したいわ」
正直なところ、バニラ自体に差が出ている。
「森永もロッテも永遠のライバルだね」
明治も忘れてはいけない。
「エンゼルパイとチョコパイについても語りたいけど、さすがに他の人に譲るわ」
一社が一位を独占していないところに、菓子メーカーの層の厚さを感じる。
「パイの奪い合いだね」




