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月の王子さま  作者: 三重野 創


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18/18

最高路キャラメル

「懐かしいな~、これ」

 年往がサイコロキャラメルを口に転がした。


「疲労回復しちゃうわね」

 燃料切れにならないように、常に備蓄している紅。


「紅白でめでたい感じがするよ」

 日本らしさが出ている。


「本物のサイコロとはカラーリングが異なるわ」

 アクリル製のモノもある。


「1だけ赤ってのが紅さんっぽいなあ」

「もういいのよ、そのネタは」

 サイコロおにぎりが存在したら、間違いなく梅干しをはめ込むだろう。


「サイコロとしても使えるのが、インテリジェントキューブだね」

 くうねるあそぶ。


「対面の和が7になるように配置されてるのよね」

 これでもう間違えない。


「天一地六東五西二南三北四だね」

 気のせいか、方角と数字のイメージがピッタリだ。


「変えてもいいんでしょうけど、これがシックリ来るわ」

「天下一品のロゴもサイコロの目みたいだよ」


「お正月に向けて、すごろく作りもいいわね」

 時に童心に返る紅。


「小学校の時によく自作したよね。あれの延長線上にあるのが、人生というゲームなんだと思うよ」

 RPGのボードゲームで、バトル鉛筆を使う。


「すごろくが人生設計とは、大きく出たわね」

 すごい付録だ。


「そう、このサイコロキャラメルを使ってね」

 長い道のり、キャラメルでMP回復だ。


「桃鉄の影響も大きいのよね」

 ついに、世界版が出た。


「キングボンビーみたいなことにはなりたくないなあ。サイコロの目を操れるといいんだけど」

「イカサマじゃない!」


「丁半当てるのは得意だったよ」

 丁度の丁は二画で偶数。

 半端の半は五画で奇数。


 博打は心理戦、サイコロジーだ。













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