最高路キャラメル
「懐かしいな~、これ」
年往がサイコロキャラメルを口に転がした。
「疲労回復しちゃうわね」
燃料切れにならないように、常に備蓄している紅。
「紅白でめでたい感じがするよ」
日本らしさが出ている。
「本物のサイコロとはカラーリングが異なるわ」
アクリル製のモノもある。
「1だけ赤ってのが紅さんっぽいなあ」
「もういいのよ、そのネタは」
サイコロおにぎりが存在したら、間違いなく梅干しをはめ込むだろう。
「サイコロとしても使えるのが、インテリジェントキューブだね」
くうねるあそぶ。
「対面の和が7になるように配置されてるのよね」
これでもう間違えない。
「天一地六東五西二南三北四だね」
気のせいか、方角と数字のイメージがピッタリだ。
「変えてもいいんでしょうけど、これがシックリ来るわ」
「天下一品のロゴもサイコロの目みたいだよ」
「お正月に向けて、すごろく作りもいいわね」
時に童心に返る紅。
「小学校の時によく自作したよね。あれの延長線上にあるのが、人生というゲームなんだと思うよ」
RPGのボードゲームで、バトル鉛筆を使う。
「すごろくが人生設計とは、大きく出たわね」
すごい付録だ。
「そう、このサイコロキャラメルを使ってね」
長い道のり、キャラメルでMP回復だ。
「桃鉄の影響も大きいのよね」
ついに、世界版が出た。
「キングボンビーみたいなことにはなりたくないなあ。サイコロの目を操れるといいんだけど」
「イカサマじゃない!」
「丁半当てるのは得意だったよ」
丁度の丁は二画で偶数。
半端の半は五画で奇数。
博打は心理戦、サイコロジーだ。




