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クールリング
夏の暑い日。
コンビニのカウンターに現れたのはまさに「今から海だぜ!」オーラ全開の親子連れ。
パパの肩にはタオル、子供は浮き輪を抱え、お母さんは得意げに首かけクールリングを差し出してきました。
「すいませぇ〜ん。これ、凍らせてもらっていいですか? 後で取りに来るんで〜」
私「……はい?」
表面上は笑顔で、
「申し訳ありませんが、うちの冷凍庫は食品専用なんです。衛生面でちょっと……」
お母さん、目を丸くして、
「えぇ〜? ちょっとだけなのに〜。新品ですよ? さっき百均で買ったばかり!」
私「新品でも、食品と一緒に並んだら……想像しただけで嫌ですね(笑)」
お母さん、しばらくポカンとしたあと、
「そ、そうですか……」
と残念そうにリングをしまい、親子でしょんぼり店を出て行きました。
コンビニの冷凍庫の、アイスと冷凍食品の聖域を守った一日。
コンビニの「非常識リクエストあるある」に、また一つ伝説が刻まれました。




