EP2 恐怖【無慈悲】
G嫌い
「はァっ⁉どゆこと?全然動けないんだけど」
前回のあらすじ。仲間の一匹、光男が罠にかかった。
「光男ォ……世話になったな」
「お前のことは一生忘れない」
「なぁんで!置いていかないでよ!」
彼はしつこいながらも涙を流し嘆願する。
「だが悪いな。死ぬしかない」
「そんなこと言うなよ!助け」
あいつの嘆願に他耳だけ貸していたところに、
ドン、と重量感のある地響きがした。
「……なんだ今の」
「に、逃げようぜ」
もう一匹の仲間、タキが俺に逃走を促す。匂いからすると、かなり不安そうな様子だ。
「逃げんなよ!やばいって!たすけて!」
こういう時、人間なら助けるのだろうな。
あいつら、やけに同族には慈悲深いから。
「悪いけど、命が惜しい。来世で会おう」
「まてやああああああああああああああああああ」
無慈悲に見えるだろうが、どうせすぐに、また新しい仲間ができる。
こんなやつ一匹にかまう必要はnothingだ。
「このやろう!生まれ変わってぶっ殺し」
触覚から一つの生体反応が消えた。一つだけ、は。
もう少し注意するべきだった。まさか、人間がここまで無慈悲とは思わなかったからな。
ここに俺たちを食える狩人がいるのだ。
いい加減腹が立ってくる。自分で食えないくせに……
狩人は俺たちを捉えたのか、こちらに目標を変えていた。
奴の動きぐらい、俺たちにはどうってことないが。
「太郎!後ろ!」
えもうき
次回、覚醒【神】




