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ルービックキューブに転生した俺、六色で世界を救う  作者: しばえだぬ
最終章

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最終話 全ての色を飲み込む者

色宮殿でのシャドウキューブ戦から数ヶ月。俺は、悠真のポケットで揺られながら、クロウのステッカー破片を握りしめてた。あのビジョン、クロウの背後にいた六色キューブが俺に似てたこと。「全て揃える者」って、俺たちのことだろ。

「なあ、悠真。最後まで回転するよな。」

「ハハ、キューブ、ビビってねえよな?六色で無双だ。」

悠真のニヤリ顔に、俺も気合いが入る。

その夜、悠真が俺を回してると、ステッカーが今までないくらい強く光った。ミオのテレパシーが飛び込む。

「タカシ!悠真!超超緊急!キューブ界、崩壊寸前なの!」

「…ミオ、毎回緊急だろ!でも、今回マジヤバそうだな!」


レイの声も響く。

「新入り、クロウの祭壇が呼んでる。最終決戦だぜ。」

光が溢れ、俺たちはキューブ界へ。色宮殿は黒い霧に飲み込まれ、クリスタルキューブたちが色を失って落ちていく。祭壇の虹色は薄れ、奥に巨大な影。

「タカシ!アタシのキラキラ、こんな暗いと消えちゃう!」

ミオがスリスリ攻撃。

「やめろ、くすぐってえ!シャドウの親玉、どこだ!?」

レイが静かに言う。

「祭壇の奥。『全ての色を飲み込む者』…クロウが戦ったやつだ。」

クロウのステッカー破片が熱く光る。俺、覚悟決めた。

「行くぜ、みんな。六色、揃えるぞ。」


祭壇の奥、無色の空間に踏み込む。そこに、「全ての色を飲み込む者」がいた。無数のキューブが溶け合ったような、100×100級の超巨大キューブ。ステッカーはなく、表面は光を吸い込む無色。声は空間全体を震わせる。

「六色の魂…色は混沌。無色こそ永遠。」

「ふざけんな!俺たちの色は絆だ!混沌なんかじゃねえ!」

ビジョンが浮かぶ。キューブ界の起源。


昔、キューブ界は無色の混沌だった。最初の転生者、クロウが六色の魂を持ち込み、色と秩序を生んだ。だが、混沌の残滓が「全ての色を飲み込む者」となり、色を消そうとした。クロウは戦い、飲み込む者を封印したが、完全には倒せず、シャドウキューブとして復活した。


ビジョンが続く。クロウの背後にいた六色キューブ…俺だ。クロウが封印の最後に残した言葉。


「六色の魂は巡る。全て揃える者が、混沌を終わらせる。」

俺、転生した理由がわかった。クロウの魂の一部が、俺に宿ったんだ。大学生のタカシだった俺は、六色の魂を選ばれ、ルービックキューブとしてキューブ界を救うために転生した。

「…俺、クロウの後継者だったのか。」

悠真が拳を握る。

「キューブ、お前、めっちゃ主人公じゃん。行くぜ!」

ミオが「タカシ、超カッコいい!アタシのキラキラ、フル応援!」とキラキラ。レイが笑う。

「新入り、クロウの意志、俺たちで完成させるぜ。」


バトル開始。飲み込む者の「無色崩壊波」は、触れるだけで色を消滅させる。俺の緑が薄れ、ミオのラメがガサガサに。


「アタシのキラキラ、返してー!」

「…ミオ、泣くな!キラキラで反撃だ!」

レイが叫ぶ。

「新入り!クロウの技、祭壇とリンクしろ!」




クロウのステッカー破片を祭壇に近づけると、虹色の光が爆発。祭壇が六色の魂を増幅し、俺たちのステッカーが輝き出す。

「これだ!六色、祭壇で一つになる!」


飲み込む者の波動が強まる。チームがバラバラになりそうになる中、レイの回想が響く。


クロウが消滅する瞬間。「レイ、仲間を信じろ。六色は一人じゃ揃わねえ。」

レイは仲間を失う恐怖で一人戦ってきた。でも、俺、悠真、ミオと出会い、クロウの言葉を思い出した。


「クロウ…俺、仲間と揃えるぜ。」


「レイ、ミオ、悠真!全員の色、合わせるぞ!」


「オラッ!」

レイの渦巻き回転が波動を吹き飛ばす。

「キラキラパワー、超フルチャージ☆」

ミオのラメが祭壇の光を反射し、飲み込む者を照らす。悠真が叫ぶ。

「キューブ!今だ!お前の六色、ぶちかませ!」

俺、クロウのステッカーを握り、祭壇とリンク。全意識をぶっこむ。

「六色、フル回転!全員の魂、揃えろ!」

祭壇が虹色に爆発。俺、レイ、ミオの回転が一つになり、六色のビームが飲み込む者を貫く。

伏線回収:シャドウの親玉

飲み込む者が「無…は…終わり…」と崩壊。無色の混沌が消え、キューブ界に色が溢れる。クロウの声が響く。

「六色の魂…全て揃えた。お前たちが、キューブ界の未来だ。」


キューブ界が輝きを取り戻す。浮かぶキューブたちが「六色の救世主!」と讃え、ミオが「アタシ、伝説のアイドル!」とポーズ。レイが「キラキラうぜえ」と突っ込む。悠真が俺に笑う。

「キューブ、お前、ほんとすげえよ。世界救ったぜ。」

「…お前らがいなきゃ、俺、ただのボロボロキューブだろ。」

ミオがスリスリ攻撃。

「タカシ、超カッコよかった!アタシ、永遠のファン!」

「やめろ、くすぐってえ!…けど、悪くねえな。」

レイが静かに言う。

「新入り、クロウの意志、俺たちで完成させたぜ。」

祭壇からクロウの最後のビジョン。クロウが笑う。

「レイ、タカシ、仲間たち。色を揃えたお前たちが、俺の誇りだ。」

俺、なんか目が熱くなった(キューブに目ねえけど)。


六色の魂は、クロウから始まり、俺、レイ、ミオ、悠真の絆で完成した。色は個性。バラバラでも、揃えば無敵。俺たちの冒険は、キューブ界に新しい秩序を生んだ。

だが、祭壇の奥で微かな光。無色の欠片が揺れる。飲み込む者は倒したが、混沌の種はまだ残ってるらしい。

「…まだ、回転は終わりじゃねえな。」

悠真がニヤリ。

「だろ?次は何色で無双すんの?」

ミオが「アタシのキラキラ、もっと輝くよ!」とキラキラ。レイが笑う。

「ガハハ!新入り、俺も負けねえぜ!」


無色の欠片が示すもの。キューブ界の外に、さらなる混沌が?俺たちの冒険は、未来へ続く。

帰還後、悠真の部屋で俺は考える。ルービックキューブに転生した意味、六色の魂、仲間との絆。ボロボロのステッカーは、俺たちの戦いの証。

悠真が俺を手に持つ。

「なあ、キューブ。これからも一緒に回転するよな。」

「…当たり前だろ。六色、永遠に揃えるぜ。」

ステッカーはボロボロだけど、魂はフルカラー。俺たちの物語は、色を揃えた今、最高に輝いてる。





ルービックキューブに転生した俺、六色で世界を救う 完

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