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リスが危ない

「さて、こんな事実をバラされてもまだ魔法剣士ゲインに罪があると、あなた達は言える?」

「ぐぬぬ……」


 リスの余裕の態度を見て国王が苦しげに呻く。分が悪いことを悟ったらしく、睨みつけるようにリスを見ている。しかし、何を思ったのか、近くにいた兵士の一人を呼び寄せて何やら呟いている。兵士は顔を真っ青に染めていたが、小さくコクリと頷いた。


(何をしているんだ…?)


 まだ捕まったことによる疲労が抜けていない頭を酷使して考えたものの、国王の意図はわからなかった。

 国王に話しかけられた兵士が他の兵士達のもとへ向かい、話し込んでいる。他の兵士達も最初の兵士同様に顔を青くしたが、次の瞬間には覚悟を決めた様子で振り返った。その視線の先には――――リスがいた。


(ま、まさか…!?)


 嫌な予感がして、背筋が冷たくなったのを感じる。


(俺の予想が正しければ、リスが危ない…!助けないと…!)


 必死に拘束を解こうともがくものの、まるでビクともしないためどうすることもできない。

 そして…


「…蒼穹の聖女を国家反逆の罪で処刑する!」


 兵士の宣言に一同は驚愕した。


 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 頑張れゲイン [一言] そろそろ彼らの旅が落ち着くことを祈っています。
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