遠視の発覚と最初のメガネまでの話
今回の文は私が書いてチャッピーが校正です
遠視だと言われたのは、20代の頃でした。
「メガネをかけた方がいいですよ」
眼科医にそう言われ、処方箋を持ってメガネ屋さんへ行ったところ――
店員さんに吹き出されました。
「若いのに」
当時の私は、なぜそんなことを言われるのか、まったく理解できませんでした。
要するに、私のメガネの度数は「+」。
近視の方は「-」です。
そして「+」のレンズは、老眼鏡にも使われます。
当時はまだ百均なんてありませんし、今のような格安のメガネ屋さんもありませんでした。
私の中では、
「メガネ=高級品」
というイメージ。
なので、なるべく安いフレームと安いレンズを選びました。
ところが――
別に、かけてもかけなくても見え方は変わらない。
「なんだ。いらないじゃん」
ということで、そのままずっと放置していました。
それが問題になるのは、10年以上経ってからでした。
「テレビがよく見えない」
テレビゲーム大好きおばさんが、テレビの画面を見づらくなったのです。
その頃、ママ友が私の顔を見て言いました。
「鶴見さん、目だと思う。目つきがそんな感じ」
そこで眼科へ。
「遠視です。メガネをかけましょうね」
そして再びメガネ屋さんへ行き、出来上がったメガネをかけた瞬間――
「え? 本の文字って、こんなにくっきりしているんだ!!」
感動しました。
いつの間にか私は、近くが見えにくい目になっていたのです。
しかも、それに自分では気づいていなかった。
そして、後になって知りました。
遠視用のメガネも「+」。
老眼鏡も「+」。
「なんでえええええ!!!」
20代の頃、メガネ屋さんで言われた
「若いのに」
の意味を、ようやく理解したのでした。
ここから、私と遠視の長い歴史が始まったのです。
この頃はまだ見えていました




