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魔女の弟子

「・・・もう全部持ってます」

「・・・はい?」


 僕がクエストウインドウのYESを押しながら言うと、ローレイアさんは目をパチクリとさせた。


「はい」


 僕は頷きながら、インベントリに入っていた、『ブルースライムの核』『ブラッドグリズリーの肝』『ラビットの赤眼』を取り出した。

 『ブルースライムの核』は、ブルースライムを解放しようとした時に手に入っていた物、『ブラッドグリズリーの肝』はこのエリアに来る前に倒した4匹目のドロップアイテムで、まだ消費していなかった物を、『ラビットの赤眼』は綺麗だった為取っておいた四つの中の一つだ。


「えっ、嘘・・・」


 ローレイアさんは驚愕して目を見開いて、机の上に出された三つのドロップアイテムを見ていた。


「・・・ふふふ、良いわよ!こんなスムーズにクリアされるなんて思わなかったけど、合格よ!」


 ローレイアさんがそう言うと同時に再び目の前にウインドウが開かれた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クエスト『隠れ家の魔女の試練』をクリアしました。


報酬:3000G、スキル『魔導付与』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「すでに持っているってことは、貴方、かなりの実力者ね!」

「えっと・・・そうなんでしょうか?」


 言われて首を傾げると、ローレイアさんはガクリと肩を落とした。


「いやいや、かなりの実力者じゃないと全部は集められないわよ?」


 ローレイアさんは呆れたように言う。・・・まぁ、確かに全部レアドロップだしね。


「実力のある子は私は好きよ。・・・ねぇ貴方。私の弟子になる気はある?」

「弟子、ですか・・・?」


 僕はまた首を傾げる。ローレイアさんは「そう」と言って頷いた。


「どう?私の弟子になってくれたなら、たっぷりと私の技術、知識を貴方にあげるわ!」


 そう言って胸を張るローレイアさん。・・・ローブで気付かなかったけど、結構あるんですね・・・。

 しかし、魔女の弟子か・・・。魔女って事はかなりの実力者のはず。なら、その人の知識や技術があれば、錬金術をもっと極められるかも・・・!


「なります!」


 そこまで考えて僕は思わず大きな声で返事をした。


「よし!なら交渉成立、これからよろしくね!」

「はい!これからよろしお願いします、師匠!」


 そう言って手を差し出してくるローレイアさん。僕はその手を両手で握って返事をするのだった。


「・・・師匠は少し恥ずかしいからやめて?」

「あ、はい」


 ローレイアさんは少しだけ頰を赤く染めながら、言うのだった。


>スキル『魔導付与』を入手しました。

>称号『魔女ローレイアの弟子』を入手しました。

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