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魔女の隠れ家

魔女の隠れ家内・・・


「それで、何の用でしょうか?」


 僕は魔女さんに招かれて、ログハウスの中にいた。


「いやぁ・・・。久し振りのお客様だったから・・・」


 「たはは・・・」と恥ずかしそうに頭を掻きながら笑う魔女さん。


「それよりもさ!この隠れ家に来れたって事はさ、君って錬金術士でしょ!」

「・・・錬金術士?」


 何を言われているのかが分からず首を傾げると、魔女さんはがくっ!と大袈裟に反応した。


「いやいやいやいや!あれっ!?君って錬金術てないの?」

「持ってるよ」

「なら錬金術士じゃない!!」


 そこまで言われて理解が出来た。どうやら僕が『錬金術』スキルを持っているから錬金術士と呼んだらしい。


「えーっと・・・それがどうしたの?」


 首を傾げると、魔女さんはガッと僕の肩を掴むと、顔を近づけた。


「それがっ・・・て、ここに来たってことは!あれが!私のあれが!目的じゃないの?」

「あれがって・・・何?」


 僕が首を傾げると、魔女さんは僕から離れて、「はぁー」と溜息を吐いた。


「分からないって事はただ単に迷い込んじゃったってだけかー・・・」


 少しだけ残念そうに呟く魔女さんに、僕は首を傾げたまま尋ねた。


「えっと・・・。あれって何ですか?」

「ああ・・・。それは、私が編み出した秘伝中の秘伝、『魔導付与』は錬金術士じゃないと使えないんだよ」

「『魔導付与』!?」


 何それ!めっちゃ心惹かれる!!

 つい、身体を乗り出したため、魔女さんに顔を近づかせてしまった。魔女さんも驚いていたが、僕は構わずに肩を掴んだ。


「ぼ、僕に!是非僕に教えて下さぁい!!」

「お、落ち着いて!落ち着・・・落ち着け!落ち着けやオラァッ!!」


 キレた魔女さんにチョップを食らった。・・・地味に痛い。


「まったくもう・・・まぁ、良いよ。教えてあげる」

「本当ですか!!」


 嬉しくて、また再び顔が近くなる。


「うん、近い近い・・・。まぁ、私が出した課題を見事クリア出来たら、だけどねぇ。それでもやる?」

「やります!!」

「即答かよ!?」


 魔女さんの言葉に即座に頷いたら、魔女さんは驚いた顔でこっちを見た。


「・・・まぁ良いや。課題はね」

「・・・ゴクリ」

「『ブルースライムの核』『ブラッドグリズリーの肝』『ラビットの赤眼』の三つを私に見せる事!」


 魔女さんがそう言うと同時に、僕の前にウインドウが現れた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クエスト『隠れ家の魔女の試練』を受けますか?

>YES NO


達成条件:『ブルースライムの核』『ブラッドグリズリーの肝』『ラビットの赤眼』のアイテムを入手し、『魔女ローレイア』に見せる事。


報酬:3000G、スキル『魔導付与』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 もちろんYESなんだが・・・。


「?」


 魔女さんって、ローレイアって言うんだ。

 僕は不思議そうに首を傾げる魔女さんこと、ローレイアさんを見てそう思うのだった。

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