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第一回イベント告知

「いやぁ・・・中々に濃い人達だったなぁ」


 ミレイユさん達と別れ、1人俺は目的もなくふらふらと街を見て回っていた。

と、その時、


ピロリンッ!


「あれ?メール?」


 メール音がして、メールボックスを開くと、運営からメールが届いていた。メールを開いて読んでみると、それはイベントの告知だった。






ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 各プレイヤーの皆様へ

 いつも『フリーダムマーセナリーライフ』をプレイしていただき、誠にありがとうございます。

 今回、お知らせいたしますは第1回イベントの開催についてです。

 イベント開始日はリアル時間で一週間後、イベント期間中はゲーム内時間を加速させていただくこととなります。

 詳しいイベント内容については、『フリーダムマーセナリーライフ』ホームページをご覧下さい。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






「・・・イベントか」


 メールを見て僕は否応にも、胸がドキドキと高鳴り、ワクワクとしていた。


「どんなイベントかな?取り敢えず、早く確認しないと!」


 すぐさまログアウトボタンを押し、僕は現実世界へ戻るのだった。





◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆




 目を開くと、そこは見慣れた自室の天井だ。僕は現実世界に戻ってきた事を実感しながら、VRギアを頭から取り外し、パソコンの元へと急いだ。


「えーっと・・・『フリーダムマーセナリーライフ ホームページ』っと」


 カタカタッと慣れた手つきで素早くキーボードをタイプし、目当てのサイトを開くと、そこに書かれた情報を食い入るように見た。


「・・・今度のイベントはデスマッチ形式か」


 僕は情報を得て、それを簡潔にまとめた。

 そう、今回のイベントは同フィールドに放り込まれた参加プレイヤー達が戦い合うデスマッチ形式だった。

 元々持っていた基礎得点に倒したプレイヤーの人数や、倒された回数など要素から点数を差し引きし、最終的な合計得点で順位を決めるようだった。

 アイテムはプレイヤー自身が作成したアイテムのみ使用可能のようで、生産職にとっても、勿論僕にとっても有難い。


「・・・こうなったらイベントまでは、ブラッドグリズリー狩りだね」


 僕はニヤリと笑いながらパソコンの電源を落とした。

 ブラッドグリズリーを狩ることで、召喚本のグリズリーの解放率を100%まだ上げ、その上で、自分自身の戦闘能力を上げる事に決めたのだ。


「よーし!早速決めたからには、始めよう!」


グ〜〜〜ッ!


 握り拳を作り叫ぶと同時に僕のお腹が鳴った。時計をちらりと見ると、時刻はもうとっくにお昼だった。


「・・・先に昼ご飯を食べようかな?」


 僕は呟くと、台所へ昼食を準備しに向かうのだった。

実は光輝君は料理は人並み以上に出来ます。

意外と女子力高めなんです。・・・男の子なのに。

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