表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
こちら妖怪相談所  作者: 杵島玄明
1/7

ダメ人間 庵野雲志童は会社を起こす?!妖怪相談所。そこへ来たのは・・・

こちら妖怪相談所にお越しいただき、ありがとうございます。

杵島玄明です。

何気ない日常の風景の中に・・・もしかしたら奴らはいるのかもしれない。

ちょうど、こんな風に・・・・・。


妖怪相談所 楽しんで頂ければ幸いです。

「だからぁ~、俺に言われても困るんだってば~」


目の前の喪服の女は、ひたすら泣き続けている。


「私はただ・・・・ずっとそうしてきたから・・・・

   これからもそうしていきたいだけなのにぃ~・・・うっ・・」


__はぁ~、もぉ勘弁してくれ・・・


正直言って今、泣きたいのは俺の方である。


「あのさ、見ず知らずの他人の葬式に行くことがそもそもの間違いなんじゃないかな。

今は変な奴も多いから、葬式が大きければ大きい程セキリティチェックなんかもあるだろうし・・・」


女は顔を手で覆いその指の隙間から、恨めしそうに俺を見ている。


長い髪が顔にかかり、肩を震わせただ泣くばかりである。


「それでも私はっ・・・

自慢じゃありませんが、・・・・今まで多くの人間の役にたって・・・きたんです・・・・葬式の場で私が泣くことで・・・・家族が改めて故人への感謝や・・・・在りし日の思い出を思い出すことができるんです・・・・うっ・・・」


__この女、絶対ひかないつもりだな・・・・

__自慢じゃないとか言って、さらっと自慢だし・・・


なぜ今、俺がこんな状況に陥っているかというと・・・

それは少し時を遡って説明しなければならない。

評価、感想、大歓迎です。

毎週金曜日に更新していきます。


杵島玄明

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ