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翔様の可愛さで軽く意識を飛ばしかけていると、どうやら翔様達は用意ができたようで、出発になった。
行きの電車では、翔様の隣に座れた。
翔様はお義母様と話されているけれど、実質デートと言えるのでは?
そんな幸せの時間もあっという間に過ぎて、目的の駅に到着した。
電車を降りると、視線を感じる。
そしてすぐにそれが、私へのものではなく、翔様への卑しい視線であると気が付く。
しかも、かすかに香るこの匂いは発情の匂いだ。
私が周りの全員、殺して回ろうと考えていと、服の袖を引っ張られる。
私の後ろにいるのは、、、翔様だけだ。
可愛すぎかよ。
天使ですか?
結婚しましょう。
一瞬にして、思考がめぐらされる。
おっといけない、鼻血が。
こんな天使な翔様のまえで、血飛沫を上げるわけにはいかない。
あとで、殺すことにしよう。
周りに殺気を放つ。
その瞬間、さっきまで続いていた視線がなくなる。
なんて、ヘタレなんだろう。
いくら、男に手を上げたら重い罪になるとは言え、そんな心意気で翔様のことを汚らしい目で視姦していたのかと思うと、虫唾が走る。
「もう大丈夫ですよ。翔様」
そう言いながら振り向くと、かなりの至近距離に翔様の顔が。
しかも、怖かったのか少し涙目だ。
「ありがとうございます。」
上目遣いになりながら言ってくる。
むしろこっちがありがとうございます。
その後も、何度か絡まれたが、そのたびに翔様はお礼を言ってくださって。
今まで仕事をしてきた中で、ダントツに楽しかった。
そして、目当てのものも買って、帰る前にご飯を。というところで事件が起きた。
翔様が一緒に食べようと言ってくださって。
嬉しさで、さらしを巻いていたことなど頭になくて。
その後の展開は、目も当てられなかった。
私は、こんなやさしい翔様にも嫌われてしまうのか。
どうして、こんな体に生まれてしまったのか。
あの時、なんでいつもと同じ量食べてしまったのか。
今そんなことを考えてももう遅くて。
いろんな考えが頭の中をぐるぐるして、視界が揺れて。
気が付いたら、お母様と一緒にトイレで着替えなおしていて。
落ち着いてきて、脳が冴えてくる。
あぁ、もうおしまいだ。
翔様を裏切ってしまった。
せめて、自分から言って担当を外してもらおう。
そう、覚悟を決めた時、お母様に言われる。
「蕾ちゃんなりに考えがあるのだと思うけど、しょうちゃんなら大丈夫よ。」
その時は、何を言っているのだろうと思った。
しかしその後、翔様は私にやさしくしてくださった。
大きい胸が好きとも言ってくれた。
生まれてきて、初めて自分の体を許すことができた。
ようやく、この仕事についたのが間違いじゃないと知ることができた。
自分を責めてまで、偽ることはないのだと教えてくれた。
自然と涙が溢れてくる。
全部全部、翔様のおかげ。
一生かけてこの人を守ろう。と、そう思った。
最近、実生活が忙しく毎日投稿できなくなりそうです。
根気よく待ってくれると嬉しいです。
コメント、評価お待ちしております。




