リアル孤独のグルメ「俺の腹は今何バラなんだ?」Season2
ちょうど1年前に同じようなことしてました。
こんな偶然ってあるんだね(笑)
写真は店主から許可をいただいて掲載しています。
こんにちは。
去年とまったく同じ時期に別の講習を受けに来た、たこすです。
今回も2日間の講習なので、近くのビジネスホテルを予約しました。
前回も書きましたが、一人で外食をすることがあまりない私。
今回はどうしようかと思っていたのですが、事前にMAPを調べてみると近くにみんな大好き(好きだよね?)すき家がありました。
ここだな、ここにしようってことで、夕食のことは何も考えてませんでした。
で、初日の講習が終わり、荷物を置きにホテルにチェックイン。
疲れもあったので、すき家で食事をしたらホテルでゆっくりしようと思ってました。
しかし、行ってみたらまさかの事態が。
なんとすき家が改装中でやってなかったのです!
オーマイガッ!
もう絶望しかありません。
せっかくすき家で大好きなキムチ牛丼を食べようと思っていたのに!
お腹はキムチ牛丼受け入れ体勢万全だったのに!
でも改装中なら仕方ありません。
他を探すか……と辺りを見渡しました。
けれども何もありません。
全然知らない土地なので、近くに何があるのかもわかりません。
しかも最悪なことに昼はパンだけでした。
お腹いっぱいになると午後の講義は眠くなるからあまり食べなかったんですよね。
おかげでお腹が激空き状態。
孤独のグルメの井之頭五郎なら、「腹が減った……」と鬼の形相になってるレベルです。
とにかく、何か食べるところがないか探し始めました。
ホテルとは真逆の方向にどんどん進んでいくと、みんな大好き(好きだよね?)かつさとがありました。そう、とんかつで有名なチェーン店のかつさとです。
さくさく衣のロースカツ定食おいしいよね。
たまごのかかったカツ丼も最高だよね。
でもなんとなくカツ丼という気分ではなかったので、候補のひとつとして先に進みました。
しばらく行くと、今度はみんな大好き(好きだよね?)マクドナルドがありました。
マックフライポテト、いいなぁ。
マックナゲットもマスタードつけて食べるの好きなんだよなぁ。
でもマクドナルドという気分でもなかったので、スルーしました。
けれども、そこから先は行けども行けどもご飯屋さんが出てこない。
どうしよう。
戻ってかつさとにしようか。それともマクドナルドにしようか。
いや、待て。
その前に思いました。
「俺の腹は今何バラなんだ?」
まさに井之頭五郎が降臨した瞬間でした。
かつさともいい。
マクドナルドもいい。
でも今、自分は何が食べたいのだろう。
そこで伝家の宝刀スマホを取り出しました。
こうなったらグーグルナビで近くの飲食店を検索して突撃するしかない。
そう思って検索を始めると、ひとつ気になる店が目に入りました。
ブラジルなんとかかんとか。
(※個人経営のお店のため、店名は伏せてます)
なんだこれは。
ブラジル人が経営してるというだけでも美味しそうな雰囲気を感じます。写真も美味しそうだし、グーグルの評価でも☆4.6を叩き出してます。
な ん だ こ れ は。
距離的に歩いて15分くらい。
しかも営業中とあります。
「そうか、自分はピザが食べたかったのか」
これは行くっきゃない!
ということで、スマホのナビを見ながらそのお店に行きました。
けれども、到着したはずが店が見当たりません。
付近にはバーバーパパに出てくるような粘土で出来た感じのオシャレな建物が連結していくつもあるだけです。
その一軒一軒がなんかのお店だというのはわかりました。服屋(?)だったり、和菓子屋だったり。
で、よくよく調べるとブラジル人のピザ屋さんは2階にあるらしいことが判明。
2階にあがる階段も見つけづらくて、これ、初見じゃ絶対見つからないでしょと思いました。
階段から2階にあがり、ようやく目的のお店に到着。
さっそく店内に入ると、出迎えてくれたのは日本語がお上手なオシャレな男性でした。ヒゲを生やしてニッコリ笑っているダンディーな店主です。
すいません、ブラジル人と聞いてマッチョで陽気な店員さんを想像してました。
「いらっしゃい」
「やってますか?」
「やってます、どーぞ」
店内は誰もおらず、貸し切り状態。
まさに孤独のグルメだなぁと思いながら着席。
テーブル席は4つくらいと、カウンター席が5つ。
小さな喫茶店のような感じで、壁にかかったテレビからはどこかの国のアーティストが歌ってる映像が流れていました。
すごく落ち着いた雰囲気が、なんだかステキ。
さっそくニコヤカな店主がニコヤカにメニューを見せてくれました。
メニューはふたつ。
ひとつはピザのメニューがポルトガル語と日本語で書かれたもの。
もうひとつは飲み物のメニューがポルトガル語のみで書かれたもの。
「ごめんね、飲み物のメニューには日本語ないね」
そう言ってひとつひとつ説明してくれたんですが、どうやらオススメがイチゴのスムージーかパイナップルのスムージーらしいので、イチゴのスムージーを注文しました。
「作ってくるから(ピザを)ゆっくり選んで」
そう言って奥に引っ込む店主。
ピザの種類はものすごく豊富で50種類近くあり、どれがいいのか迷ってしまうレベル。
そうこうするうちに持ってきてくれたスムージーは、とても泡だった美味しそうな飲み物でした。
とりあえずいただく前にピザを注文。
エスフイハオンというなんだかよくわからない名称のピザ(牛肉のピザらしいです)を注文しようとしたところ、「ごめんね、今ビーフ切らしてるの」と言われました。
個人店ならではのやりとり(笑)
それじゃあ、ということでチーズがたっぷりのった「カラブレチキン」というピザを注文しました。
ピザといったらチーズだもんね。
「はーい」
奥に引っ込んだ店主を見送り、さっそくイチゴのスムージーを一口。
「うっま!」
思わず声が出ました。
濃厚なイチゴの味が口の中を駆け巡りました。
甘いけど甘すぎないのもちょうどいい。
泡だった感じも最高で、マクドナルドのストロベリーシェイクを何倍も濃くして甘さを抑えたような味(意味通じる?)でした。
二口。三口。四口。
まさに至福のひととき。
思わずピザが来る前に飲み終えてしまいそうな美味しさです。
とりあえず飲むのを自重してひたすらピザを待ちました。
そして待つこと10分(体感)
ようやくピザが登場。
店主が最初に切り分けてくれて、食べやすくお皿に乗せてくれました。
写真ではあまり映えない感じですが、茶色いものに間違いはない。
さっそく口に入れると、濃厚なチーズの酸味? うま味? が口の中にぶわーっと広がって、スパイシーな香辛料がこれでもかーってくらい刺激してきました。
「うっっっま!」
めちゃくちゃ濃い味付けのピザでした。
生地もサクサクで、ものすごく美味しい。
一口噛むごとに濃厚なチーズが口いっぱいに広がります。
めちゃめちゃ濃い。でもうまい。濃いうまい。
そこにイチゴのスムージーを投入すると、もうヤバい。
濃いチーズのピザがイチゴの甘さを際立たせて2ランクほど美味しさがアップ。
そしてイチゴの甘さが濃いチーズのピザの美味しさを際立たせてさらに2ランクほど美味しさがアップ。
ピザ → スムージー → ピザ → スムージー…………
この無限ループはほんとヤバい。
チーズのピザにイチゴのスムージーは大正解!
ピザとイチゴのスムージー最高に合う!
店主が「どう?」とニコヤカに聞いてくるので、「すごくおいしいです!」と答えました。
それから店主と軽い雑談をかわしつつ、食事を楽しみました。
このお店、20年以上やってるんだって!
知る人ぞ知る名店! ってやつですね。
正直、もうひとつくらい頼みたかったのですが、写真ではわかりづらいけど意外と量が半端ない。
一番小さいサイズを頼んだのにかなりお腹がいっぱい。
ブラジルの人はこれをペロッと平らげるんだろうか……。
なんて思いながら食べ終わると、店主が「サービス」と言ってパッションフルーツをくれました。
この色艶の良い飲み物!
なんていい店主!
しかも店主の一番好きな飲み物らしいです。
一口飲むと、爽やかな甘さが口いっぱいに広がりました。
まさに楽園。
濃厚なチーズと濃厚なイチゴのスムージーで口の中がごっちゃりしてたのが、この一杯で一気にリフレッシュ。
(ああ、これデザートだ)
まさにそんな感じ。
超おいしい。
最後の最後まで大満足のお店でした。
「ありがとね」
そう言う店主に「オブリガード」と伝えて店をあとにしました。
いやあ、ほんと最高だった!
すき家が改装中で逆によかった!(すき家さん、すいません)
でもお店を出たあとに気づきました。
(あ、そういえばホテルまで15分以上歩かなきゃいけないのか……)
現実に戻された私は、夜道をひとり帰るのでした。
エンディングはもちろん、井之頭五郎のテーマ曲で(笑)
お読みいただきありがとうございました。
前回のエッセイも貼り付けておりますので、ご覧いただけると嬉しいです。




